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「ニホンウナギ」 Q&A解説

読み:
にほんうなぎ
英名:
Japanese Eel
  • Q: レッドリスト掲載でニホンウナギが食べられなくなる?
    ニホンウナギがレッドリストに掲載されたことで、食べられなくなる可能性はあるのだろうか。

    A: IUCN(国際自然保護連合)は、2014年6月に公表した「レッドリスト」に、ニホンウナギを「絶滅危惧1B類(EN)」として掲載した。近い将来において野生での絶滅の危険性が高いと判断されたわけだ。レッドリストはあくまで絶滅のおそれがある動植物種について保護の優先順位をランク付けしたもので、掲載されたからといって私たちがニホンウナギを食べられなくなるわけではない。ただし、レッドリストは世界中で自然保護に関する政策決定などに活用されているため、掲載によりニホンウナギの国際的な取り引きを規制しようという議論が盛んになるのは事実だ。

  • Q: ニホンウナギを絶滅から守るには?
    絶滅の危機にひんするニホンウナギを守るために何ができるのだろうか。

    A: 絶滅危機にひんするニホンウナギを守るためには、日本、中国、韓国、台湾などシラスウナギ漁を行っている国々が連携して資源管理に取り組む必要がある。このため、これらの4カ国は2014年9月に、ウナギ資源の保存と管理を進めていくための共同声明を出した。まず、天然水域から採捕した幼魚のシラスウナギなどについて養殖池への池入れを制限する。また、ウナギを管理していくために非政府団体を設立し、その主導の下で「持続可能な養鰻同盟」(ASEA)を設置する。これらの対策によりシラスウナギの数を増やすことに加えて、川を下る親ウナギの採捕を自粛するなどの取り組みが必要だ。

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