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「皇居」 Q&A解説

読み:
こうきょ
英名:
The Imperial Palace
  • Q: 皇居の環境は?
    皇居の環境はどのような状況で、どんな動植物がいるのだろうか。

    A: 皇居には比較的手つかずに近い自然環境が残されているといわれている。国立科学博物館が1996年から5年かけて行った生物調査によると、動物3638種と植物1366種が記録され、ワラジムシやミミズなどで新種が見つかった。また、多年草のヒキノカサなどの絶滅危惧種や、都区内では絶滅したと思われていたベニイトトンボやオオミズスマシなどの昆虫も発見された。一方、外苑のお濠や東御苑などでは多くの鳥や昆虫、植物を観察することができる。また、北の丸公園にも60種近くの鳥類や、743種の植物と200種を超えるキノコなど、さまざまな動植物が生息・生育している。

  • Q: お濠の保全策は?
    皇居を取り囲むお濠の水環境を守るため、どのような対策がとられているのだろうか。

    A: 皇居外苑には12のお濠があるが、近年、アオコの大量発生による水質悪化や、ブルーギルをはじめとする外来種が侵入して問題になっている。皇居と周辺の自然環境を守るため、環境省は2010年に「皇居外苑濠管理方針」を策定した。具体的には、アオコを減らすための水質改善や、貴重な樹木などの管理、外来魚の駆除などを行う。その一環として、2011年12月から千鳥ヶ淵の環境再生に取り組んでいる。また、北の丸公園内に太陽光発電設備やLED照明による外灯など、が設置され、人工浮島による水辺生物の環境づくりも進められている。

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