A: 浄化槽は、使い方によって浄化能力が落ちてしまう。次の点に注意して使うことが必要だ。まず、トイレの洗浄水は十分に流す。また、便器を掃除するときに微生物を殺傷してしまうような薬剤を使用しない。トイレットペーパー以外のものを流すのもよくない。浄化槽の電源を切ったり、通気口や送風機の空気の取り入れ口をふさいだりするは厳禁だ。もし単独処理浄化槽を使っている場合には、台所の排水口から野菜くずやてんぷら油などを流さないことが肝心だ。
A: 浄化槽への補助金は、国と都道府県が市町村に補助金を出し、市町村が浄化槽を設置する人に補助金を出すシステムになっている。もちろん合併処理浄化槽に限られる。たとえば、５人槽を１基設置するのに90万円かかるとすると、その４割近い補助金が出る自治体もある。国の補助の対象となるのは、BODの除去率が90％以上の浄化槽だ。補助を受けるには、役所の担当窓口、あるいは施工業者に相談するとよい。また、住宅金融支援機構による浄化槽設置貸付の制度もある。
