A: まず、水を入れるバケツ、洗面器などの容器を準備。お風呂の残り湯、エアコンの室外機にたまった水、雨水などを利用する。水道水はまかない。ひしゃくでまくのがベターだが、手でばしゃばしゃまいてもよい。道路だけでなく、屋上や壁などにまいても効果がある。注意事項としては、通行人の迷惑にならないようにする。車の通行量の多い場所は安全のためにまかないようにする。とくに、マンホールの上、急なカーブの道路などは、自転車や車が滑りやすくなるので、打ち水をしないこと。
A: 打ち水は、地面にまいた水が蒸発するときに気化熱を奪うことから温度が下がるものだが、日差しを遮るためのヨシズやスダレも効果的。ただし直射日光があたると、表面が熱くなるため、ときどき表面に霧吹きで水をかけるとよい。また窓にツル製の植物をはわせて、緑のカーテンとするのもよい。光触媒の超親水性を利用して、光触媒でコーティングされたビルの外壁に撒水することによって、壁に水の薄膜をつくり、その気化熱でビル全体を冷やす試みも各地で行われている。