世界の誰もが共に生きることのできる公正な地球社会を作っていくため、様々な社会的な課題に取り組む教育活動のこと。開発援助に関する広報活動がその原型であるとされている。教育活動としては、1960年代に欧米のボランティアなどの手により、主に開発途上国への支援を促すために始められた。その後、南北問題や貧困、環境問題など、途上国と先進国との関係から生じる問題の解決に向けて、あらゆる人の参加と行動を促す教育活動へと変化した。
日本では、1980年代からNPOや教師の集まりなどを中心として普及、実践活動が行われた。学校教育で国際理解や環境問題を教える「総合的な学習の時間」開始後は、学校で開発教育を行う機会が増えた。また、2005年から「国連持続可能な開発のための教育の10年」(ESDの10年)が始まり、新たな広がりと展開を見せている。
開発教育のほかに環境教育があるが、どこが違うのだろうか。
開発教育を採り入れた授業は学校で行われているのだろうか。