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「快水浴場百選」 とは

読み:
かいすいよくじょうひゃくせん
英名:
Japan's Top 100 Comfortable Beach

 環境省は1998年、水質が良好で快適な水浴場を顕彰することで、国民の水とのふれあいを通じた水環境の保全に対する理解と協力の促進と、関係自治体などにおける、よりよい水浴場の実現への取り組みの支援を目的として、「日本の水浴場55選」の選定、顕彰を行った。2001年3月、環境省は水質が良好で快適な水浴場を広く普及することを目的として、選定基準を見直した上で全国88カ所の水浴場を選定し、公表した。前年の遊泳人口がおおむね1万人以上(海水浴場)またはおおむね5000人以上(湖沼・河川の水浴場)である水浴場の中から、40都道府県から推薦のあった水質などについて一定要件を満たしている146の水浴場のうち、1) 水質、自然環境・景観(水質の適切な評価と維持の状況など)、2) 環境への配慮・取組の評価(ごみ回収の頻度、環境保全活動の有無など)、3) 安全性(事故防止体制の有無など)、4) 利便性(シャワー・トイレ、車椅子利用施設の有無、アクセスの容易性など)の評価基準をもとに、快適水浴場検討会によって88カ所が選定された。

その後、水辺の自然と親しみつつ健やかな心身をはぐくみ保つことに対する重要性が高まり、また、環境教育、エコツーリズム、生物多様性地球温暖化対策など、環境政策が新たな展開を見せるようになった。このような状況を踏まえ、環境省は2008年、「日本の水浴場88選」の基本的な考え方を見直し、「快水浴場百選」の選定を行った。対象となったのは、年間利用人数が約1万人以上(海水浴上、ただし、島の海水浴場ではおおむね2000人以上)、またはおおむね5000人以上(湖沼・河川の水浴場)である水浴場の中から、水質などについて一定の要件を満たすとして40都道府県から推薦された191水浴場だ。1) 美しい水辺(水質、自然景観)、2) 清らかな水辺(環境への配慮・取り組み)、3) 安らげる水辺(安全性)、4) 優しい水辺(利便性)、5) 豊かな水辺(水と人との関わり)、を評価軸に「快適水浴場検討会」が100カ所を選定した。また、その中でも総合的評価の高い12カ所(海の部10、島の部1、湖の部1)が特選とされた。特選は、浄土ヶ浜海水浴場(岩手県宮古市、海の部)、小田の浜海水浴場(宮城県気仙沼市、海の部)、ルネッサンスビーチ(沖縄県恩納村、海の部)、マキノサニービーチ(滋賀県高島市、湖の部)、本島泊海水浴場(香川県丸亀市、島の部)などだ。

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