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「繊維製品の3R」 とは

読み:
せんいせいひんのさんあーる

衣服や生地、素材などの繊維製品の総消費量は、1999年度で232万tとなっており、一般廃棄物産業廃棄物を合わせて208万tが排出されている。そのうち約26万tが回収され、ほぐして綿状にした反毛や工場用油ふきぞうきんのウェスなどとして使われたり、古着として輸出されたりしている。しかし、再使用(リユース)される量は17万tで、循環利用は十分とは言えない状況だ。そこで、1) リデュース(製造工程で発生する繊維くずの減量化など)、2) リユース(中古衣料など)、3) リサイクル(再生繊維の使用、再生利用が容易な商品設計など)の3Rを事業者が中心となって推進することが求められている。経済産業省は、繊維製品3R推進会議(旧「繊維製品リサイクル推進会議」)を設置して、繊維リサイクルに関する検討を行い、報告をまとめた。また、繊維製品(衣料品)LCA調査委員会を設置して、繊維製品の3Rに関する議論を進め、2004年2月に「繊維製品(衣料品)のLCA調査報告書」をまとめている。一方、環境にやさしい繊維産業のあり方を探る民間の組織として、繊維リサイクル技術研究会がある。2007年6月には繊維リサイクルの国際シンポジウムである「Fiber Recycling 2007」が京都で行われた。

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