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「フライブルグ」 とは

読み:
ふらいぶるぐ

ドイツのフライブルグ市は、550年の歴史がある観光都市であると同時に、「環境首都」としての顔をもつことで知られる環境先進都市だ。人口は約22万人。150 平方kmの面積のうち、約4割を森林地帯が占める。同市は、原子力発電所の建設反対運動や、近隣の黒い森(シュヴァルツヴァルト)が酸性雨の影響によって枯れ始めたことなどをきっかけとして、環境への取り組みを強化した。とくに原発問題では、反対の声をあげるだけではなく、代替案の提示を含めた政策提言(アドボカシー)を行い、同国のみならず世界中の環境市民活動に大きな影響を与えた。

同市の環境への取り組みは非常に幅広く、なかでも乗用車よりも環境負荷が低い公共交通機関の推進について、さまざまな施策を実施している。たとえば、中心市街地への乗用車の乗り入れ禁止や、鉄道と路面電車の利用推奨、家族も使用できる格安定期券の発行、公共交通機関の駅に無料の駐車場を設置して駅で乗用車から乗り換える「パーク・アンド・ライド」制度の充実―など。また、二酸化炭素(CO2)の排出削減や、新エネルギー再生可能エネルギー)の活用にも力を入れている。さらに、ゴミを埋め立てる量を減らしたり、市域の半分を自然保護区域に指定したりしている。

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