サイト内
ウェブ

「バイオ炭素基金」 とは

読み:
ばいおたんそききん
英名:
BioCarbon Fund

大気中の温室効果ガス濃度の低減や生物多様性の保全などの資金を、各国の企業などが基金として蓄えておく取り組みのこと。世界銀行が窓口となっているため、「世界銀行バイオカーボンファンド」ともいう。途上国や貧困な国などでの土地利用や開発、植林などのプロジェクトに資金を提供することで、土地の回復や水資源の保護、生物多様性の保全、温室効果ガスの削減に役立てる。また、対象国の経済発展を促すねらいもある。

京都議定書の枠組み内で排出権を獲得できる再植林プロジェクトや、乾燥地における牧草地の再生なども投資対象となる。2005年に参加した日本の石油資源開発(株)は、2012年8月に同基金から世界初となる二酸化炭素(CO2)クレジットを取得した。取得したクレジットは、京都メカニズムのうち植林のクリーン開発メカニズム(CDM)から得られる短期期限付クレジットと呼ばれるものだ。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。