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「CDM」 とは

読み:
しーでぃーえむ
英名:
Clean Development Mechanism

クリーン開発メカニズムと訳し、COP3で採択された京都議定書に盛り込まれた削減方法を達成するために導入された「京都メカニズム」の一つ。先進国の資金や技術支援により、開発途上国(ホスト国)で温室効果ガスの排出削減などにつながる事業を実施。その事業により生じる削減量の全部または一部に相当する量を先進国が排出枠として獲得し、先進国が削減目標の達成に利用することができる制度だ。CDMのホスト国となれるのは、京都議定書の締結国で指定国家機関が設置されている国だ。

CDMは京都議定書の削減目標達成だけでなく、途上国に対して持続可能な開発をもたらす仕組みとして期待されており、多くのプロジェクトが進められている。しかし、CDMプロジェクトが実施される途上国においては、温暖化対策よりも大気汚染や水質汚濁などの環境問題の解決が急務となっているのが現状だ。環境省はアジア各国で温暖化対策と環境汚染対策を同時に実現するため、2008年度から「コベネフィットCDMモデル事業」を実施している。

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