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「アジア版鳥類レッドデータブック」 とは

読み:
あじあばんちょうるいれっどでーたぶっく

 アジア地域における絶滅の危機に瀕した鳥類の現状について、環境省が関係国政府、NGO及び鳥類専門家と協力して調査を実施し、国際的な鳥類保護団体であるバードライフ・インターナショナルの協力を得て2001年にまとめたもの。
調査の結果、アジア地域に生息する鳥類約2700種のうち、一割以上に相当する323種が絶滅の危機に瀕していることが明らかになった。また、準絶滅危惧種(絶滅の危険が増大)は317種あり、両種を合わせると約25%にのぼる。さらに、絶滅危惧種の約8割は森林に生息する種であったため、伐採や焼畑などで生息地が破壊されていることが最大の原因であることが分かった。これに次いで、狩猟や捕獲などが鳥類の絶滅に大きな影響を及ぼしているとされている。
全世界の絶滅危惧種で見ると、湿原や干潟などの湿地に依存している種は約10%である。しかし、アジアだけで見ると、絶滅危惧種の約20%が湿原や干潟を利用しており、アジアでの湿地の重要性が高いといえる。

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