A: エシカルは、オーガニックやフェアトレード、ロハスなど、環境や社会に配慮した消費行動の総称だ。そして、そのような行動をとる消費者のことを「エシカルコンシューマー」という。英国では1980年代に、同名の雑誌が創刊された。身近なところにも、エシカルな消費に取り組むチャンスはたくさんある。物を買ったりサービスを利用したりする時には、エコマークやカーボン・オフセット認証ラベルなどの環境ラベルが付いているものを選ぶ。食品や衣料品などはフェアトレード商品を選択する。地元でつくられた地産地消の農水産物を積極的に食べる。こうした行動を積み重ねていくことが、エシカルコンシューマーへの第一歩だ。
A: 環境や社会に配慮した消費行動などを意味するエシカル。日本では、主にファッション業界で早くからエシカルに注目する人や団体が多くいた。かれらは、オーガニック商品やフェアトレードなどを実践し、自然素材やリサイクル素材を使った衣料やアクセサリー、雑貨などを製造、輸入したり、ファッションショーを開催したりしている。また、2011年に日本初のエシカルファッションメディアとして立ち上がった「ETHICAL FASHION JAPAN」は、世界と日本のエシカルに関する情報を伝えるだけでなく、ワークショップやイベントの運営などを通じて、エシカルの普及に取り組んでいる。