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今週末(11月18・19日)の紅葉見頃はここ!全国の見頃となりそうな紅葉名所ガイド

  • 2023年11月16日
  • Walkerplus

11月も早半月が過ぎ、佳境となりゆく今年の紅葉シーズン。一週ごとに見頃と見納めが移り変わるこの時期、見頃ぴったりのタイミングで絶景を楽しみたいもの。そこで今回は、現在見頃を迎えている名所・今週末(11月18・19日)から見頃となりそうな全国の紅葉名所をエリアごとに厳選して紹介しよう。

※各スポットの見頃は2023年11月15日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※そのほかの内容は、2023年8〜10月の取材時点の情報です。また、写真は2022年以前のものです。

■【東北】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【東北・福島県】夏井川渓谷 / 渓谷をイロハモミジやカエデが色鮮やかに染める
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

阿武隈山系の花崗岩を浸食しできた約16キロにわたる渓谷。長い年月をかけて削り取られた断崖や、奇妙な形をした岩、轟々と響く滝などが変化に富んだ景観を作りだしている。また、背戸峨廊はトッカケの滝までの入山は可能だが、そこから先は入山禁止のため注意が必要。


■【東北・福島県】矢祭山 / 燃えるような紅葉に包まれる清流と奇岩の渓谷美
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

奥久慈県立自然公園矢祭山は、その景観のすばらしさから「東北の耶馬溪」とも称される県内有数の景勝地となっている。久慈川の清らかな流れとともに奇岩怪石に富んだ渓谷が続き、独特の風景を造り出している。例年、11月中旬には辺り一面が真っ赤に燃えるような紅葉に包まれ、澄みきった青い空との美しいコントラストは見事。矢祭山公園の周辺には、月見橋や夢想橋、あゆのつり橋など、一幅の絵のような景色が楽しめるスポットも多い。


■【東北・福島県】花と歴史の郷 蛇の鼻(じゃのはな) / 約500本のカエデが園内を赤く染める
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

明治の末に建てられた豪農伊藤家の別邸「蛇の鼻御殿」がある園内は、季節ごとに咲く美しい花々に彩られる。樹齢100年を越えるカエデが500本以上あり、10月下旬頃から徐々に色付き始め、園内を真っ赤に染めていく。カエデの中には幹周りが2メートル近い大樹もあり、見応えは十分。擂鉢(すりばち)池の水面には紅葉が鏡のように映り込み、この時期だけの優美な光景を楽しめる。紅葉と併せて、キクやサザンカなどが花開く姿も園内で鑑賞することができる。また、2023年10月28日~11月26日(日)は、もみじ祭りを開催。2023年11月3日~19日(日)の16時30分~19時30分はライトアップが行われる。(※雨天中止・期間変更あり要問合せ。詳細は公式サイト参照)



■【関東】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【関東・群馬県】徳明園 / 見頃が長い、エリア屈指の庭園紅葉美
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

徳明園は、そのスケールの大きさで北関東屈指の名園と評される日本庭園。隣接する洞窟観音の建設と並行して造園が進められた。庭園は枯山水、池泉回遊、苔庭、石庭の4つのエリアからなり、それぞれに群馬の銘石とされる三波石の巨石とモミジがふんだんに配置、植樹され、紅葉の名所として名高い。庭園の特徴である高低差により色付き時期が異なるため、紅葉の見頃は例年11月中旬から12月上旬までと比較的長く、39観音の御利益洞窟観音ご参拝と秋の紅葉庭園を一緒に楽しめる。


■【関東・茨城県】袋田の滝 / 日本屈指の名瀑が艶やかな紅葉に染まる
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

茨城県にある、高さ120メートル、幅73メートルの大きさを誇り、日本三名瀑の1つに名を連ねる袋田の滝。流れが四段に落下することから、別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれ、四季折々の表情を見ることができる。秋には、滝を囲うようにイロハカエデやオオモミジをはじめクヌギ、ナラ、ヤマウルシなどが赤や黄色に色付く。紅葉の時期の光景の美しさは、西行法師が詠んだ歌「花紅葉(もみち)経緯(たてよこ)にして山姫の錦織出す袋田の瀧」からもうかがい知ることができる。


■【関東・茨城県】筑波山 / 関東平野を一望できる紅葉スポット
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

男体山、女体山の2峰からなる筑波山は、標高の低い日本百名山の1つ。山頂から御幸ヶ原にかけてはブナをはじめとした落葉紅葉樹が多く、11月上旬から紅葉を楽しむことができる。また、筑波山神社そばのケーブルカー宮脇駅周辺の紅葉も見事。山頂へは登山コースのほか、ケーブルカー、ロープウェイを利用すれば山頂付近まで楽にアクセスできる。


■【関東・茨城県】花貫渓谷 / 川のせせらぎを聞きながら紅葉狩りを楽しむ
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

大小さまざまな淵と滝が連なる渓谷。小滝沢キャンプ場から汐見滝吊り橋付近では、秋になるとモミジなどが見事に色付き、鮮やかな景色が広がる。全長60メートルの吊り橋を渡ると、眼下には汐見滝、さらに左右からは花貫川の清流沿いに茂る木々の枝がせり出し、紅葉を間近に感じることができる。例年、11月中旬から11月下旬頃が、紅葉の見頃の時期となる。


■【関東・埼玉県】名栗湖 有間渓谷 / 名栗湖上流を紅葉狩りしながら散策
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

埼玉県秩父市と飯能市の間に位置する名栗地区にあるダム湖、名栗湖。周囲を一周する道路も整備され、大自然の中でカヌー体験や釣りを楽しむことができる。そんな名栗湖上流にある有間渓谷沿いは、秋には澄んだ流れと美しい紅葉が織りなす景色を堪能しながら散策を楽しめるスポットだ。例年、11月上旬頃からモミジやカエデ、桜などが色付き始め、11月下旬頃にかけて紅葉の見頃の時期となる。


■【関東・東京都】高尾山 / 山頂から谷いっぱいに広がる鮮やかなモミジが格別
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

高尾山は都心から電車で約1時間と好位置にある自然の宝庫で標高は599メートル。1967年(昭和42年)に明治の森高尾国定公園に指定された山内には、約1200種の植物、約100種の野鳥、約5000種の昆虫が生息している。中でも秋のモミジは格別で、山頂のもみじ台や薬王院の周辺、ケーブルカー清滝駅、高尾山駅など、約1カ月にわたって多くの登山者の目を楽しませている。


■【関東・神奈川県】箱根(強羅) / 和庭園に映える紅葉が見られるスポット
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

神奈川県の箱根の紅葉は芦ノ湖から始まり、仙石原、強羅、小涌谷へと移ってゆく。最も美しいポイントの1つが強羅の箱根美術館で、苔庭、竹庭に紅葉が映える。箱根強羅公園も名所とされ、噴水や白雲洞茶苑の周囲に植えられたモミジと噴水や茶室の茅葺き屋根の風景も美しい。加えて、園内に咲く秋バラとの共演も見どころ。また、入園自由の蓬莱園の紅葉も見事で、11月中旬が見頃となっている。



■【甲信越】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【甲信越・山梨県】名勝 猿橋 / 日本三奇橋の1つ「甲斐の猿橋」
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

歌川広重の浮世絵「甲陽猿橋之図」にも描かれた「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋の1つ。橋脚を使わずに両岸から張り出した4層のはね木によって支えられている。秋の紅葉の時期も美しく、例年11月にかけてモミジ、ケヤキ、イチョウが見頃を迎え、周囲を錦秋に染め上げるさまは、息を飲むほど美しい景色だ。


■【甲信越・山梨県】河口湖 / ライトアップされたもみじ回廊で、紅葉越しの富士山が楽しめる
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

標高1300メートルの天下茶屋や830メートルの河口湖、それぞれの移りゆく紅葉が楽しめる。また、約100本の巨木もみじ(もみじ回廊)や約1.5キロのもみじ並木(もみじ街道)がゆったりと心を癒やしてくれる。もみじ回廊は、2023年10月28日~11月23日(祝)の富士河口湖紅葉まつり期間中ライトアップを実施。ライトに照らされた色鮮やかな紅葉の中に浮かび上がる富士山の姿が楽しめる。例年、10月下旬から11月下旬頃にかけて、紅葉の見頃となる。


■【甲信越・新潟県】松雲山荘 / 自然の深紅につつまれる風光明媚な日本庭園
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

灯籠、太鼓橋、石碑、池などを配した情緒あふれる日本庭園は1926年(大正15年)の造園。この庭が1年の中で最も美しい季節が秋。思わず目を奪われる色とりどりの約600本のモミジやドウダンツツジのグラデーションが園内を彩る。紅葉の朱と夜の青を結ぶ、美しいライティングによる光と色の競演も趣きがある。


■【甲信越・新潟県】弥彦公園(もみじ谷) / 朱色の観月橋と鮮やかに色付いた紅葉が見事
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

滝や渓流、トンネルなど日本の風情を感じられる公園。約4万坪に及ぶ広大な園内の秋は、最も美しく鮮やかに彩られる季節で、朱色に塗られた観月橋と紅葉が織りなす景色が訪れる人の心を和ませる。例年、10月中旬から下旬にかけて木々が色付く。また、「もみじ谷」は観光の名所としても知られ、景観と調和がとれた厳かな空間に包まれたさまは壮観だ。 夜にはライトアップが実施され、辺り一面が幻想的な世界に変わる。ライトアップ期間は2023年10月28日~11月23日(祝)の17時~21時。




■【北陸】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【北陸・石川県】特別名勝兼六園 / 国指定特別名勝の移り変わる風景
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

石川県金沢市にある兼六園は、国指定特別名勝で日本三名園の1つ。江戸時代の代表的な林泉廻遊式庭園で、春は桜、夏は木々の緑、秋は紅葉、冬は雪吊りと四季折々の風景が楽しめる。紅葉はモミジ類約340本、桜約400本、ケヤキ約50本、そのほか、ニシキギ、ドウダンツツジ等がある。赤や黄色に色付いた紅葉により、園内は趣深い雰囲気に包まれる。例年、11月上旬から11月下旬頃が、紅葉の見頃となる。


■【北陸・石川県】那谷寺(なたでら) / 白い奇岩と紅葉のコントラストが鮮やか
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

2015年にフランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に石川県南加賀から初めて掲載され、一つ星に格付けされた寺院。23万平方メートルの境内には重要文化財が点在するほか、紅葉時にはイロハモミジ、ヤマモミジ、ハウチワカエデなどが赤々と色付き、白い奇岩遊仙境の岩肌に映える。例年、10月下旬頃から色付き始め、11月上旬から11月下旬頃にかけてが紅葉の見頃となる。展望台から眺める奇岩遊仙境(国名勝指定)の展望は絶景。岩肌と紅葉の織りなす風景は、角度によってさまざまな表情を見せるので、長くじっくりと楽しめる。


■【北陸・福井県】国名勝 養浩館庭園(ようこうかんていえん) / 紅葉に染まる水面を眺めながら、ゆったりくつろぐ
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

福井藩主松平家の別邸である養浩館庭園。米国の日本庭園専門誌が選ぶ日本庭園ランキングにおいて、16年連続10位以内にランクインするなど、国内外から高い評価を得ている。広い池に浮かぶように建つ数寄屋造りの座敷から、舟遊びをしている気分でゆったりと庭園を眺めることができるのが特徴の1つ。水面に映る紅葉が美しい。2023年10月6日~11月26日(日)の金・土・日・祝・祝前日(日没後~20時30分、入園は30分前まで)に、秋のライトアップを開催。



■【東海】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【東海・愛知県】香嵐渓(こうらんけい) / 約4000本のモミジが巴川の川面を美しく彩る
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

愛知県豊田市にある香嵐渓の紅葉は、1634年(寛永11年)頃に香積寺第11世住職三栄和尚がスギやモミジを手植えしたのが始まりとされる。大正末期から昭和初期には、住民のボランティアでモミジの大植樹が施された。イロハモミジ、オオモミジなど11種のカエデが約4000本あると言われており、秋になると赤や黄色に色付く景色は壮観。例年、11月中旬から11月下旬頃にかけて山全体の約4000本のモミジが一斉に色付き、巴川の川面を美しく彩る。夜には山全体がライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な景色が見られる。2023年11月1日~30日(木)は、香嵐渓もみじまつりが開催。プロジェクションマッピングや、期間中の土日には「竹灯りの香積寺」「願掛けろうそく」など灯りのイベントも楽しめる。


■【東海・三重県】赤目四十八滝 / 赤目五瀑をはじめ大小さまざまな滝が点在
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

約3.3キロにわたる赤目渓谷は、室生火山群が多年にわたる風化浸食作用により現出した柱状節理の断崖絶壁に挟まれ、赤目五瀑と呼ばれる不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝をはじめ大小さまざまな滝が点在する。春はヤマザクラ、ヤマブキ、ツツジ、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色に氷瀑と、四季それぞれに趣を変えていく。秋の紅葉ではイロハモミジ、カエデ、ヤマザクラなどを楽しむことができ、長坂山へのトレッキングコースからは渓谷と赤く染まった山並みを一望できる。


■【東海・三重県】亀山公園 / 常緑樹の中の紅葉が映える
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

三重県伊勢亀山城跡を中心とした、市街地の中心に位置する公園。県下で唯一現存する城郭建造物として県史跡に指定されている多門櫓があり、園内には歴史博物館や県下屈指のロングスライダーが楽しめる児童公園等も設置されている。多門櫓から児童公園を抜け菖蒲園の遊歩道を回遊して小高い丘を登ったところが、古くは藩主の別荘のあった北公園だ。北公園は展望のよい高台にあり、常緑樹とカエデ、つつじ等が混ざり、四季に彩りを添えてくれる。秋には紅葉が周囲の景色を鮮やかな赤に染め上げる。


■【東海・静岡県】寸又峡(すまたきょう) / エメラルドグリーンの川面に紅葉が映える
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

静岡県大井川支流の寸又川の峡谷で、秋には木々が赤や黄色に色付き、鮮やかな景観が楽しめる。夢のつり橋や、かつて森林鉄道が通っていた飛龍橋などからの眺望は見事。温泉街から、夢のつり橋、飛龍橋をめぐる遊歩道コースが整備されており、約90分で周遊できる。 エメラルドグリーンの川面から高さ8メートル、長さ90メートルにわたってかけられている夢のつり橋では、揺れる橋の上からサクラ、カエデ、ケヤキなどが鮮やかに染まった絶景を楽しめる。



■【関西】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【関西・大阪府】大阪城公園 / 天守閣と園内各所で見られる紅葉の雄大なコラボ
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

大阪府にある、13棟の重要文化財をはじめ、多数の史跡や伝承地が点在し、梅林や西の丸庭園が四季折々の表情を見せる都市公園。天守閣前の推定樹齢約300年の大イチョウ、公園東側の外周園路に約1キロ続くイチョウ並木、園内各所のケヤキ、モミジなどが11月上旬頃から鮮やかに色付き始める。国内外から観光客が訪れるほか、ランニングやウォーキングなどのスポーツや音楽を楽しめるので、住民の憩いの場にもなっている。


■【関西・大阪府】箕面(勝尾寺) / 絵画のような絶景が望める勝運の寺
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

約8万坪もの境内を彩る紅葉が有名な、西国23番札所勝尾寺。古くより勝運の寺、勝ちダルマの寺としても知られる。大阪市内から車で約30分とアクセスもよく、毎日祈願が行われていることもあり、勝運向上などを求めて全国から参拝者が絶えない。山門を抜けると、前方に赤や黄、紫など全山の紅葉が浮かび上がり、背景の深い緑の山と合わせ一幅の絵画のような景観が広がる。例年の見頃は11月。


■【関西・京都府】高雄(神護寺) / 紅葉越しに見る神護寺の荘厳さはひときわ
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

高雄、槇尾、栂尾は三尾と言われ、いずれも京都府京都市北西部の紅葉の名所として知られる。特に高雄山の中腹にある神護寺は、京都市内でも早めに色付き始める京都屈指の紅葉の名所。秋には、山門への古びた石段に赤や黄のカエデが葉を落とす風景や、境内に入ると葉の合間にお堂や塔が見え隠れする情趣たっぷりの景色が楽しめる。また有名なかわら投げは、ここ神護寺が発祥とされており、境内西の地蔵院から谷に飛ばすことで家内安全を祈る。


■【関西・滋賀県】比叡山 / 深山の紅葉を眺めながら比叡山延暦寺へ
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

滋賀県比叡山の紅葉は平地より一足早く、深山の趣もひとしお。なかでも紅葉祭り「比叡のもみじ」は、紅葉が最も見事な横川地域で行われる。比叡山へは比叡山ドライブウェイで上ることができる。このドライブウェイは比叡山の山ひだを縫って走りカーブが多いが、京都、大津市街、琵琶湖が望める快適な展望コースとなっている。また、この終点となる延暦寺根本中堂から横川地域のある奥比叡ドライブウェイに続いている。2023年10月28日~11月23日(祝)には、もみじまつりが開催。また、国宝の根本中堂並びに重要文化財の回廊が2016年から約10年間にわたり大改修中。普段目にすることができない貴重な光景が間近で見られる。


■【関西・奈良県】長谷寺(奈良県) / 回廊から眺める一面の紅葉
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

牡丹で有名な奈良県長谷寺だが、秋になると境内にある木々が紅葉をはじめ、最盛期には山全体が赤く染まる。約200メートルの屋根のある回廊、登廊を登る道中の景色は長谷寺ならでは。国宝の本堂に着くと三方が開けた舞台が秋の澄んだ空に向かい、錦秋を感じさせてくれる。


■【関西・奈良県】奈良公園 / 紅葉と常緑樹のコントラストが鮮やか
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

古都・奈良の顔で、国の天然記念物にも指定されている、野生のシカが生息していることでもおなじみの奈良公園。約511万平方メートルの巨大な敷地に、春日大社、興福寺、東大寺、国立博物館、正倉院など数々の社寺や文化施設が隣接する都市公園だ。若草山の山容を望む見事な景観が特徴で、秋になると桜やイチョウの木々が美しい紅葉の表情を見せる。紅葉の様子も各スポットごとに異なるので、さまざまなスポットをめぐりながら楽しむことができる。なお、紅葉時期は平日も周辺のパーキングはすぐに満車になるため、公共交通機関またはパーク&ライドがおすすめ。



■【中国】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【中国・広島県】宮島・紅葉谷公園 / 公園名にも使われた紅葉が絶景
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

宮島・紅葉谷公園は、嚴島神社から徒歩約5分、瀰山原始林(みせんげんしりん)の麓に位置する。シーズン中はイロハモミジ・オオモミジ・ウリハダカエデやヤマモミジなど約700本が紅葉する。シーズン終わり頃には、散った紅葉で地面が赤く染まる。島内には紅葉谷公園のほか、歴史的建造物が多く、紅葉狩りをしながら散策を楽しむことができる。例年、11月中旬から下旬頃にかけてが、紅葉の見頃の時期となる。


■【中国・広島県】尾関山公園 / 秋はモミジの紅葉と月見が楽しめる都市公園
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

広島県三次市にあり、春は桜やツツジ、初夏は青葉、秋はモミジと月見、冬は雪景と、四季折々の姿が美しい都市公園。江戸時代、浅野家三次藩の下屋敷が置かれていた場所で、頂上には天文台が設けられていた。現在は、その跡に展望台があり市街の街並みや江の川の流れを一望することができる。秋の紅葉の時期も美しく、例年10月下旬頃からモミジなどが色付き始め、11月中旬頃にかけて見頃を迎える。


■【中国・山口県】紅葉谷公園 / 西の鎌倉と呼ばれる公園を彩る紅葉
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

岩国藩主吉川氏の居館跡である吉香公園に隣接している公園で、紅葉が美しいのでこの名がついた。隣り合う吉川家墓所のたたずまいと相まって、西の鎌倉とも呼ばれている。晩秋には地面にイチョウの落ち葉がじゅうたんのように広がる。


■【中国・山口県】大寧寺 / 赤い橋を引き立たせるように広がる紅葉
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

1410年(応永17年)創建と伝わる曹洞宗屈指の名刹。境内は広く、江戸時代に再建された本堂、かつての山門の礎石、戦国武将の大内義隆が顔を映して最期を悟ったと伝わる姿見の池、かぶと掛けの岩などがある。寺の前を流れる大寧寺川に架かる赤い虎渓橋を引き立たせるように紅葉が広がっており、撮影ポイントとしても人気だ。秋になると、イロハモミジ、イチョウなど約120本がきれいに色付く。



■【四国】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【四国・香川県】寒霞渓(かんかけい) / ロープウェイから眺める紅葉は圧巻
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

日本三大渓谷美の1つに数えられ、ミシュラン・グリーンガイド四国に一つ星で紹介される、日本屈指の名勝地。深くきれ込んだ渓谷の中をゆくロープウェイは、広々とした車窓から寒霞渓自慢の渓谷美と瀬戸内の海岸美を一度に堪能できる。秋には島全体が赤や黄色に染まり、特に寒霞渓周辺の奇岩に沿った紅葉がすばらしい。また春の山桜、初夏の新緑も美しく、四季を通じて楽しめる。


■【四国・香川県】大窪寺 / カエデやイチョウが境内を彩る
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

大窪寺は四国霊場第88番札所、結願の寺。標高774メートルの女体山のふもとにあり、奇岩に覆われた胎蔵ヶ峰を背景に本堂とそれに続く二重多宝塔が静かなたたずまいを見せる。大師堂横にある宝杖堂にはお遍路さんを支えてきた金剛杖が奉納されている。秋の紅葉の時期には、境内のカエデやイチョウ、イロハモミジなどが色付き、彩りをそえている。例年、10月下旬から12月上旬頃が、紅葉の見頃となる。


■【四国・愛媛県】西山興隆寺 / 西山の山腹に佇み、歴史を見守ってきた紅葉の寺
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

桓武天皇の勅願寺として設立されて以来、千有余年にわたり、東予随一の霊地として信仰を集め続ける寺。本堂や銅鐘など、多くの文化財を有するこの寺は、歴史のある建物が自然に融合しながら、威厳のある佇まいを感じさせてくれる。四季折々の景色も格別で、愛媛県の名勝にも指定されている。初詣や花見シーズンをはじめとする年間を通じて多くの参拝者が訪れるが、特に秋の紅葉シーズンは人気だ。例年、紅葉の見頃は11月上旬から12月中旬で、その美しさから「もみじ寺」とも呼ばれ、広く親しまれている。




■【九州】今週末(11月18・19日)見頃となりそうな名所
■【九州・福岡県】呑山観音寺 / 多種多様の木々が境内や参道を真っ赤に染める
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

福岡県にある、昔からのみやまさんの愛称で親しまれる高野山真言宗の別格本山。心願成就を祈願するため多くの人々が参拝に訪れる。秋は紅葉のスポットでもあり、10月下旬から境内や参道の多種多様の木々が紅葉し始め、11月に見頃を迎える。特に本数が多いのはモミジ、ドウダンツツジで共に約1000本ある。本堂へ向かう道中の階段の周囲を深紅のモミジが彩る様子が美しい。2023年10月28日~11月23日(祝)には紅葉まつりが開催され、多くの人でにぎわう。期間中、瑜祇大宝塔を公開し秋の特別拝観が行われる。


■【九州・福岡県】雷山千如寺大悲王院(らいざんせんにょじだいひおういん) / 雷山の秋を彩る樹齢400年の大楓
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

雷山中腹に位置し、由緒ある寺院。境内には、福岡県指定天然記念物である樹齢約400年といわれる大楓があり、紅葉の名所としても有名。また、室町時代作庭の心字庭園では、200本以上のモミジが色付く様子も楽しめる。秋の紅葉は例年、10月下旬頃からカエデやイチョウなどが色付き始め、11月上旬から11月中旬頃にかけてが紅葉の見頃となる。


■【九州・大分県】竹田(岡城跡) / 荒城の月の名所・竹田の岡城跡
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

岡城は海抜325メートルの断崖絶壁に建てられた古城で、瀧廉太郎作曲「荒城の月」のモチーフにもなったと言われている名所。現在残されている城郭は、明治時代に至るまで岡藩を統治した中川公によって築城されたもので、城の形が牛の寝ている姿に似ていたことから別名「臥牛城(がぎゅうじょう)」とも呼ばれる。


■【九州・熊本県】緑仙峡 / 水源を囲む赤と黄のコントラスト
色付き状況:今見頃(※2023年11月15日現在)

熊本県にある緑仙峡は、くまもと名水百選に数えられる緑川水源一帯の流域で、ブナやクヌギなどの原生林に囲まれている。秋になると、寒暖差が激しく周囲が燃えるように木々が色付き、絶壁や岩などが多く迫力満点で見る人を魅了する。例年、10月下旬から11月中旬頃にかけてが紅葉の見頃の時期となる。


■【九州・宮崎県】高千穂峡 / 滝と紅葉の風流なコラボレーション
色付き状況:色付き始め(※2023年11月15日現在)

県内有数の観光地である高千穂峡は、阿蘇山の噴出した火砕流が五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、 急激に冷却されてできた峡谷。柱状節理の険しい懸崖が特徴だ。秋には荒々しいV字型の峡谷に、モミジやカエデなどが優しい彩りを添える。例年、11月中旬から色付き始め、11月下旬にかけて、おのころ池周辺や日本の滝百選にも選ばれた真名井の滝を望む御橋が特に赤く色付く。御橋や滝見台から真名井の滝を見下ろすと紅葉の絶景ポイントとなっている。





※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

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