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日本三大桜・五大桜とは?歴史ある桜の名所で、美しい景観を楽しもう

  • 2023年3月16日
  • Walkerplus

いよいよ迎えた桜のシーズン。今回は、日本に数多くあるお花見スポットの中から「日本三大桜・五大桜」をご紹介。桜の名所がたくさんありすぎて、どこに行こうか迷ってしまう…という人は、ぜひおでかけの参考にしてみて。

■「日本三大桜」とは?
「日本三大桜」とは、福島県の「三春滝桜」、山梨県の「山高神代桜」、岐阜県の「根尾谷淡墨桜」の3カ所の桜を指す。いずれも国の天然記念物に指定されており、推定樹齢1000年を超える歴史の深さや、景観の美しさを堪能することができる。それぞれの桜の特徴や見頃時期をチェックしていこう。

■三春滝桜/福島県田村郡三春町
福島県田村郡三春町にある、エドヒガン系のベニシダレザクラ。樹齢は1000年以上だと推定され、樹高は13.5メートル、枝張りは東西に25メートル、南北に20メートルに達する。四方に伸びた太い枝に、真紅の小さな花が咲く様子が、まさに水が滝のように流れ落ちるように見えることから、滝桜と呼ばれるようになったと言われている。例年の見頃時期は、4月上旬~中旬頃。開花状況に合わせて、夜間(18時〜21時)のライトアップも実施される予定だ。


■山高神代桜/山梨県北杜市
北杜市武川町の実相寺の境内に咲く、山高神代桜。東夷征定の際、日本武尊(やまとたけるのみこと)がこの地に留まり、記念にこの桜を植えたという伝承が名の由来となっている。さらにその後、日蓮聖人がこの木の衰えを見て、回復を祈ったところ再生したことから「妙法桜」とも言われている。

樹高約10.3メートル、根回り約11.8メートル、推定樹齢2000年とも言われる、日本で最古・最大級のエドヒガンザクラで、国の天然記念物第1号に指定されている。例年の見頃は4月上旬頃。


■根尾谷淡墨桜(淡墨公園の桜)/岐阜県本巣市
継体天皇お手植え伝説のある桜は、蕾の時はピンク、満開時に白く、散り際には淡く墨色を帯びる。高さ約17.3メートル、幹囲約9.4メートルのヒガンザクラの一種で、国指定の天然記念物。樹齢は1500余年と推定されている。

例年の見頃は4月上旬から中旬。2023年の桜のライトアップは、3月20日(月)〜4月30日(日)の18時40分〜21時に開催される予定だ。


■三大桜に2カ所を加えた「日本五大桜」
日本三大桜の三春滝桜・山高神代桜・根尾谷淡墨桜に、埼玉県の「石戸蒲ザクラ」と静岡県の「狩宿の下馬ザクラ」を加えた5カ所の総称が「日本五大桜」。なお、石戸蒲ザクラと狩宿の下馬ザクラも、国の指定を受けた天然記念物である。

■石戸蒲ザクラ/埼玉県北本市
樹齢約800年を誇り、1922年(大正11年)に国の指定を受けた天然記念物。山桜とエドヒガンの自然雑種と考えられ、鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟、蒲冠者源範頼(かばのかじゃみなもとののりより)の伝説が残されている。例年の見頃時期は、4月上旬~4月中旬。桜を堪能したあとは、北本市内の取扱店で食べられるご当地グルメ“北本トマトカレー”がおすすめ。


■狩宿の下馬ザクラ/静岡県富士宮市
1193年(建久4年)、富士の巻狩りの際に、源頼朝が馬から降りた所だと言われる狩宿の下馬ザクラ。日本最古級の山桜で、1952年(昭和27年)には国の特別天然記念物に指定された。例年4月中旬から下旬にかけて見頃を迎え、2023年4月8日(土)・9日(日)には「狩宿さくらまつり」が開催される。


※取材時点での情報です。イベント内容は予告なく変更または中止の場合がございます。詳細および最新の情報は公式サイト等をご確認ください

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