北陸地方から近畿地方にかけて活発な雨雲が延びており、きょう27日午後になって、その一部が岐阜県にかかってきました。今夜にかけて、広く大気の状態が不安定となる見込みです。天気の急変に注意してください。
上空5000メートル付近に、マイナス21℃くらいの強い寒気を伴った気圧の谷が、あす28日の朝頃にかけて東海地方を通過する見込みです。今晴れている所でも、今夜は雲が多くなり、雨や雷雨となる所があるでしょう。竜巻などの激しい突風やひょうにも注意が必要です。
ひょうが降ると、人や車の損傷、窓ガラスが割れる、農作物の落下や裂傷、などの被害をもたらします。ひょうの中には、みかんやソフトボールくらいの大きさになるものもあり、大きければ大きいほど、落下速度が速くなるので、被害が大きくなるおそれがあります。ひょうが降る場合は、次のような方法で、被害を最小限にとどめたいものです。
① ひょうが人へ当たると、ケガをしてしまいます。また、屋外に駐車した車に、ひょうが落ちてくると、傷がついてしまいます。ひょうが降ってきたら、頑丈な屋根のある建物の中へ避難しましょう。
② 家の窓ガラスに、ひょうが当たると、ガラスが割れてしまいますので、雨戸やシャッターがあれば閉めておくのがおすすめです。雨戸やシャッターがなければ、カーテンを引いておくだけでも、割れたガラスが室内に飛び散るのを、少しでも防ぐことができます。
③ 農作物は、事前に網で覆うと、ひょうが直接当たることを防ぐことができます。網は、なるべく目の細かい物を使用してください。また、ひょうが網の上にたまると、その重みで、網が破けることもありますので、網をしっかり取り付けることが大切です。
【28日(土)】
朝のうちまで寒気を伴った気圧の谷の影響で、雨や雷雨となる所がありそうです。その後は西高東低の気圧配置となるため、日中は晴れる所が多いでしょう。
ただ、飛騨地方では北よりの風にのって雲が断続的にかかり、再びにわか雨の可能性がありそうです。
【29日(日)】
飛騨地方の雲も次第にとれて、愛知県や岐阜県、三重県ではおおむね晴れて、行楽日和となる見込みです。
静岡県では日差しもありますが、天気は変わりやすいでしょう。
東海地方は、週明け30日(月)以降は高気圧に覆われるため、広く秋晴れが続くでしょう。31日(火)のハロウィンは、一日を通して安定した晴天となりそうです。
11月に入っても、最高気温は25℃前後まで上がる日がしばらく続きそうです。日中は少し動けば汗ばむ陽気の所が多く、半袖や薄手のシャツがまだまだ活躍しそうです。朝晩と日中の気温差がかなり大きくなるため、体調管理に十分注意しながらお過ごしください。
