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青森県に竜巻注意情報 東北は12日夜遅くまで局地的な大雨や天気急変に注意・警戒

  • 2023年9月12日
  • tenki.jp

きょう12日午前11時現在は東北北部で雨雲が発達中。青森県では午前11時33分に竜巻注意情報が発表されました。このあとは東北各地で局地的な大雨や雷雨の恐れがあります。屋外で天気急変のサインを感じたら、速やかに安全な場所へ避難して下さい。暑さも厳しく、熱中症への警戒も必要です。

雨雲発達中 青森県深浦町ではバケツをひっくり返したような雨も

画像A

午前11時20分現在、青森県を活発な雷雲が通過中で、画面上の×印は落雷を観測している所です。
青森県では竜巻注意情報が今朝からたびたび発表され、午前11時33分には津軽・下北を対象に発表されました。有効期間は発表から1時間です。
竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意し、安全な建物へ避難するようにして下さい。

雨も局地的に強まり、深浦町では午前11時10分までの1時間に30.0ミリの激しい雨を観測しました。
秋田県や山形県などでも局地的に雨雲が湧き始め、日本海からは次の雨雲が近づいています。

午後もゲリラ豪雨に注意・警戒

画像B

このあとは活発な雨雲の帯が東へ移りそうです。
いま晴れている地域も油断は禁物で、午後はあちらこちらで雨が降るでしょう。
局地的には道路が冠水するほどの激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。
土砂災害やアンダーパスなどの低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。

12日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東北日本海側 40ミリ
東北太平洋側 40ミリ

12日6時から13日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東北日本海側 60ミリ
東北太平洋側 60ミリ

また、1枚目の画像にもあるように、発雷確率が日本海側を中心に高くなっています。
午後も大気の不安定な状態が続きます。竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうによる農作物やビニールハウスなどへの被害にご注意ください。

天気急変のサインは

画像C

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。

残暑にも警戒 内陸部では猛暑日一歩手前の所も

画像D

不安定の原因の一つには暑さもあります。
きょう日中の最高気温は各地で30℃以上の真夏日となり、山形や福島など内陸部では35℃近くまで上がる予想です。
9月とは思えないような暑さで、熱中症に警戒が必要です。
先日大雨被害のあった福島県浜通りでも、最高気温は30℃前後と厳しい暑さになるでしょう。
復旧作業を行う際は、こまめな休憩や水分補給を心掛けて、無理のないようになさって下さい。

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