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出光興産、徳山事業所におけるバイオマス発電の事業化を決定

  • 2019年6月6日
  • エネクトニュース
徳山事業所でのバイオマス発電による事業化を決定
出光興産株式会社(トレードネーム:出光昭和シェル)は6月3日、山口県周南市新宮町2200番地にある徳山事業所でのバイオマス発電による事業化を決定したと発表した。

この事業は、発電出力が5万kW、年間の発電規模が約10万世帯分の電力に相当する3億6千万kWhの大型木質バイオマス発電事業となり、再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用する。また、2022年度内の営業開始を目指すとのこと。

なお、営業運転の開始当初は、燃料として輸入木質ペレットとパーム椰子殻(PKS:パーム椰子殻)を約23万トン/年使用する。

日本の国土面積(3,780万ha)の約7割(2,508万ha)は森林であることから、同プロジェクトの燃料も中長期的には国産の間伐材や製材端材等を使用することで、環境保全に配慮した持続可能な森林づくりと林業振興、地域の循環型経済の構築と発展に貢献するという。

徳山事業所は非化石エネルギーの活用拠点に
徳山事業所は、1957年に出光初の製油所として操業を開始し、エネルギー供給構造高度化法に伴って2014年3月に石油精製機能を停止、最近は化学事業の主力拠点として競争力強化に向けた取り組みを実施していた。

同プロジェクトは、製油所跡地と既存のインフラを活用するもので、これにより同社の化学事業の主力拠点である徳山事業所は、新たに地球温暖化防止を目的とした非化石エネルギーの活用拠点としても生まれ変わることになる。

また同社は、エネルギーを取り巻く環境変化を踏まえ、エネルギー源の多様化とベストミックスの構築により、日本のエネルギーセキュリティへの貢献と再生可能エネルギー事業を推進していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

出光興産株式会社 プレスリリース
https://www.idss.co.jp/news/2019/190603_1.html

 

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