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【笠間焼編④】ろくろを使って陶芸体験も♪「笠間工芸の丘」で笠間焼の奥深さに触れる1日

  • 2021年11月15日
  • ことりっぷ


焼き物のまち・笠間の楽しみは、うつわ探しだけではありません。市内を見晴らす小高い丘にある「笠間工芸の丘」では、ろくろを使ったうつわづくりを体験できます。実際に土に触れ、自分の手の中でうつわを仕上げていくのはまたとない体験。世界でひとつ、自分だけのとっておきの作品をつくってみませんか? カフェやショップもあり、笠間焼の奥深い世界に触れながら秋の1日をゆったり過ごすことができますよ。
「笠間工芸の丘」は、笠間市のほぼ中央に広がる笠間芸術の森公園内にあります。ここは、笠間のアートやクラフトに触れられる中心的なスポット。毎年ゴールデンウィーク期間には「笠間の陶炎祭(ひまつり)」、秋には「陶と暮らし。」といった陶器市が開催され、多くの人で賑わいます。
「笠間工芸の丘」に到着したら、まずは中心のセンタープラザへどうぞ。一歩入ると、笠間焼のうつわをはじめ、陶芸用品や工芸品、県内の特産物を展示販売するクラフトショップが出迎えてくれます。
奥には笠間を代表する約250人の作家の作品を一堂に集めたクラフトアートスペースや常時企画展示会を行っているギャラリーなどもあり、眺めているだけでワクワク。笠間焼が一気に身近なものになって迫ってきます。
ろくろや手ひねり、絵付けなどの陶芸体験は、センタープラザに隣接したふれあい工房で行われています。おすすめは、なんといってもろくろ体験。電動ろくろで回転する粘土は、少しの力の入れ具合で形が変わり、みるみるうつわらしい姿になっていきます。平皿、お茶碗、カフェオレボウル…。何をつくろうか思い描きながら、世界でひとつ、自分好みのうつわを仕上げていきましょう。
手の中でまわるなめらかな土の質感が気持ちよく、気づけば頭をからっぽにしてうつわづくりに集中しています。思うように形にならないときは、インストラクターさんに声をかけて。手の置き方や力の入れ具合など、丁寧に教えてもらえます。
ろくろの体験料金は4400円(作品1点の焼成代込み、追加焼成代・送料別)、体験時間は約1時間10分。慣れてきたらものの数分で、ひとつのうつわをつくれるようになりますよ。粘土がなくなったらそこで終了。いくつもつくった作品の中から実際に焼いてもらうものを選び、12色の釉薬の中から色を決めます。完成するのは約2か月後なので、自宅まで配送してもらいましょう。
陶芸体験のあとは、センタープラザのカフェラウンジでひと休み。笠間駅前の人気洋菓子店「洋風笠間菓子グリュイエール」のケーキや、茨城県産の食材にこだわった軽食、季節ごとのソフトクリームなどを味わえます。使われているうつわはもちろん笠間焼のもの。気に入ったものがあれば、クラフトショップで探してみるのもいいですね。
晴れた日は、芸術の森公園を見渡せる外のテラス席でいただきましょう。芝生の中のアートなオブジェや美しい景色を眺めながら、時間を忘れてくつろげます。
帰る前に、もう一度クラフトショップを覗いてみましょう。同じうつわも、陶芸体験したあとに改めて眺めると、ひとつひとつ人の手で作られたものだと実感できて感動を新たにできますよ。「次はこんなうつわをつくってみようかな」という参考にもなりそう。もちろん、おみやげ探しも忘れずに。
個性豊かな笠間焼の世界に思う存分ひたることができる「笠間工芸の丘」。大自然の公園内をおさんぽしたり、付近のギャラリーに立ち寄ったり、アートな秋の1日を楽しんでくださいね。
「ことりっぷマガジン秋号 Vol.30」では、陶芸の兄弟産地・茨城県笠間市&栃木県益子町のうつわやギャラリーとともに、うつわ使いの参考にしたいカフェやふたつのまちの素敵なスイーツを紹介しています。東京からアクセスしやすく、ゆっくりおさんぽするのにぴったり。ぜひご覧ください。

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