活気あふれる商店街で知られる祖師ヶ谷大蔵で、地元の人たちに愛されるお菓子屋さん「TiTRE（ティトル）」。季節のフルーツや野菜、ナッツやスパイスなどを上手に取り入れたお菓子の数々は、洗練されているのにどこかほっこり癒される味わい。ハレの日の特別なスイーツというよりは、日常をちょっとだけスペシャルにしてくれる、そんな普段使いのお菓子がそろいます。
小田急線祖師ヶ谷大蔵駅南口から徒歩10分ほど、にぎやかな商店街を抜けた先に「TiTRE」はあります。コンクリート打ちっ放しの壁に大きく窓がとられたおしゃれな外観が目印で、静かな住宅街の中にありながら、散歩中の地元の人や近くの大学に通う学生など、ひっきりなしにお客さんが訪れています。
店内に並ぶお菓子は、テイクアウトはもちろん、カフェスペースでイートインもOK。ていねいに淹れた香り高いコーヒーや厳選されたハーブティーなどのドリンクとともに、至福のティータイムが過ごせます。
店内のカウンターとショーケースにはお菓子がずらり。パウンドケーキやキッシュ、タルトなどの焼き菓子をメインに、ショーケースには、パンナコッタやチーズケーキなどのひんやりスイーツも並び、そのバラエティの豊富さに驚かされます。
ラインナップは15種類ほどといいますが、午前中からどんどん売れていってしまうので、いろんな種類から選びたいなら早めに訪れることをおすすめします。
どのお菓子も旬のフルーツや野菜を盛り込んだオリジナリティあふれるものばかりで、1〜2ヵ月のサイクルで入れ替わるそうなので、いつ来ても新しいお菓子に出会えるというのも嬉しいですね。
数あるお菓子の中でも、特に人気なのが「レーズンサンド」と「ブルーチーズケーキ」（各465円）」です。「レーズンサンド」は、サクサクのサブレに、発酵バターとホワイトチョコレートのクリーム、コクのあるウォッシュタイプのチーズを混ぜ込んだクリームと、ラム酒漬けのレーズンとクルミをサンド。
「ブルーチーズケーキ」は、ナチュラルチーズを使った口どけのよいムースに、ほんのり塩味がきいた羊乳製ブルーチーズを合わせたオトナな一品。どちらも濃厚な味わいなので、スイーツとしてはもちろん、ワインなどのお酒と合わせてもよさそうです。包装のデザインもおしゃれなので手みやげにも最適です。
このほか、全粒粉を使った風味豊かな生地に、季節の野菜とチーズをのせた「季節のキッシュ（519円）」もおすすめです。この日は菜の花とレンコン、ソーセージが入って食べ応え十分。
また、7〜9月頃には自家製アイスも登場します。バニラや桃、ぶどうなど、素材の味を生かした濃厚なジェラートやフレッシュなシャーベットには、ナッツやグラノーラがトッピングされて見た目も華やかです。
お菓子のラインナップやアイスの販売時期などの情報は、SNSを小まめにチェックしてください。一つひとつていねいに作られた「TiTRE」のお菓子とともに、ほっと心癒されるひと時を過ごしてみてくださいね。
※価格はすべてテイクアウト価格です
