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冬ならではの楽しみ! 地元の人が教える牡蠣の簡単でおいしい食べ方って?

  • 2024年1月31日
  • コロカル
今月のテーマ 「冬のお約束」

日々の習慣をはじめ、人それぞれ決まった手順や日課などがあるはず。それは、季節の過ごし方にも言えるのではないのでしょうか。

今回は、「その土地ならではの冬の楽しみ、過ごし方」を全国にお住まいのみなさんに紹介してもらいました。冬の定番食べ物を味わったり、お決まり行事を友だちと毎年開催したりと、楽しみ方もさまざま。

寒い寒いと、家のなかでぬくぬくしているのも冬のリラックスタイムとして至福のひとときですがぜひ自分なりの季節ごとの楽しみを探してみてください。

【岡山県浅口市】冬といえば寄島牡蠣!

私が暮らす岡山県浅口市の港町・寄島町(よりしまちょう)は、牡蠣が特産です。だいたい11月下旬から3月末頃限定で手に入る、冬限定の味覚です。寄島牡蠣は1年もので小粒ですが、栄養たっぷりの瀬戸内海でぷくぷく育ち、濃厚な味わいが特徴で、指名買いされる老舗料亭もあるとか。

生ではなく必ず火を通して食べますが移住して殻つき牡蠣の手軽な食べ方を教えていただきました。

軽く洗ったら平らな皿に並べて、ふんわりラップをして、レンジでチン。加熱時間は牡蠣の量によりますが、3つで1分半くらい、殻が開いていなかったら数十秒さらに加熱し、殻が開いたら完成です。

ポン酢などで食べる人も多いですが、私はそのまま、じゅわーっと広がる海の味わいを楽しむのが好きです。

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こばん

大阪府出身。〈カブ〉で旅するフォトライター。全国各地を愛車と旅する様子をインスタグラムに投稿するのが趣味。フォトジェニックな「星と海のまちあさくち」に一目惚れし、2017年5月、岡山県浅口市地域おこし協力隊に着任。浅口の魅力を取材し、紙面やWEB、SNSで発信中。

【岩手県奥州市】年内ラストの運試し?! 水沢競馬場・桐花賞

普段競馬をしなくても、年内最後の運試しということで『有馬記念』を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか?

岩手には盛岡・水沢の2か所で地方競馬があり、水沢競馬場では大晦日に『桐花賞(とうかしょう)』という「岩手の有馬記念」といってもおかしくない重要レースが開催されます。

私の人生初の競馬は水沢競馬で、ここ数年は友人たちと一緒に桐花賞で年を締めくくるというのが恒例になっています。場内にある食堂で名物のモツ煮とジャンボ焼き鳥とビールを楽しみ、

モツ煮

パドックでレース直前の馬をチェックして、

騎手と馬

競馬新聞の予想をわかっている風に読み込んでみるものの、

カウンター

馬券

結局は自分の勘を頼りに数字を決めてあとは馬頼み!会場の向こうには北上川があり、山並みも見えるので美しい景色をバックに馬たちの迫力ある走りを目の前で楽しめるのもおすすめです。

春には川沿いに桜並木があるので、お花見の名物スポットにもなるほど。

春には川沿いに桜並木があるので、お花見の名物スポットにもなるほど。

岩手競馬の公式キャラクター「ハヤテくん」「カケルくん」は日本を代表する漫画家・手塚治虫さんが手がけたもので、あちらこちらで目にできますよ。

キャラクター

年に1度の運試しにぜひ水沢競馬場へ足を運んでみてはいかがでしょうか!

information

水沢競馬場

Web:水沢競馬場

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小川ちひろ おがわ・ちひろ

遊軍スタイルフリーコーディネーター。東京出身。オーストラリアや台湾での海外生活も経験する放浪人間。異なる文化や感覚を持つ「人」に興味を抱く。 転職を機に〈地域おこし協力隊〉の制度を活用して岩手へ移住。現在は遊軍スタイルのフリーコーディネーターとして、旅するように東北の暮らしを堪能中。フットワークの軽さとコミュニティの広さをいかして、人をつなげてケミカルな反応が起こる「場」や「間」を創り出すことを楽しんでいる。

【東京都武蔵野市】冬の楽しみは「ほっこりグルメ」と「まちの小さなニュース」探し

私の住んでいる武蔵野市の吉祥寺周辺は、「食べ歩きのまち」としても人気が高いのですが、たい焼きやメンチカツなど寒い冬だからこそ味わいたいあたたかいグルメが街中に溢れています。

季節のソフトクリーム「ロイヤルミルクティー」(450円)も気になる。

季節のソフトクリーム「ロイヤルミルクティー」(450円)も気になる。

今回紹介するのは井の頭恩賜公園内にある〈ブルースカイコーヒー〉。あたたかいドリンクを購入して、湖畔を散歩したりベンチでひと息つくのが楽しみです。

スリーブに描かれたスワンボートとクマちゃん。

スリーブに描かれたスワンボートとクマちゃん。

同店では店内に設置された焙煎機で自家ローストしたコーヒをはじめ、ハーブティーや冬季限定のホットチョコレートなどのほかに、オリジナルの「ねこドーナツ」が人気です。

「コーヒー」(250円)と「ねこドーナツ」(220円)。ゆるカワなイラストにもホッコリ。

「コーヒー」(250円)と「ねこドーナツ」(220円)。ゆるカワなイラストにもホッコリ。

丸まったねこの形のドーナツがこたつとミカンの絵が描かれていている紙袋に入っていて、ねこがこたつでぬくぬくしているように見えるデザインになっています。

小さな黒板やコーヒースリーブにもかわいいイラストが描かれるなど手づくりの温もりが伝わり、ホッコリとした気分になれます。

ーーーそして。この冬のニュースは、昨年より工事をしていた「井の頭池 ボートのりば」が1月18日にリニューアルオープンしたことです。

売店もリニューアルし「東京やきもち」の販売も復活しました。

売店もリニューアルし「東京やきもち」の販売も復活しました。

名物のスワンボートたちが復活し、少し寂しげだった公園に活気が戻ってきました。

春になれば花筏が美しい「井の頭池」。

春になれば花筏が美しい「井の頭池」。

寒い日も、まちに出て小さなニュースや「かわいい、おいしい」を見つけて散歩するのが私の冬の楽しみです。

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Momo*Kinari きなり・もも

ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。 国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 Twitter:@Momo_kinari

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Koban, Chihiro Ogawa, Momo*Kinari

こばん/小川ちひろ/Momo*Kinari

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