都心から車で1時間半ほどの距離にある神奈川県三浦半島の葉山。別荘地や海水浴場など、東京から近い海辺のリゾートとして親しまれてきました。その葉山で1987年にオープンした〈葉山ホテル音羽ノ森〉が全室海の見えるビューバスを備え一層ラグジュアリーな時間を過ごせるホテルとして2023年11月10日にリニューアルオープン。
今回の大幅なリニューアルでは客室数を20室から15室10タイプに絞りました。どの部屋からも目の前に広がる相模湾を臨めるのはもちろん、すべての部屋に海を臨むビューバスが設置されているのが大きな魅力です。開放感に浸りながら心からの安らぎを感じる時間を過ごせます。
301号室 OTOWAスイート。
今回のリニューアルによって館内でいちばん広い部屋となったのがOTOWAスイートです。客室面積は106平方メートルで、ガラス一面のオーシャンビュー。縦横2メートルのベッドがふたつ、広々と余裕のあるリビングスペース、バスルームに加えて、バルコニーにジャグジーも備えています。
角部屋を活かしたバルコニーからは、富士山、伊豆半島、箱根連山、さらには三浦半島とパノラマに包まれるような体験が可能です。
310号室 デラックスプールスイートのバルコニー。
山側にあるデラックスプールスイートは、ベランダにプライベートプール付き。山の緑を感じながら、昼も夜もゆったりと過ごせます。隣にあるデラックスジャグジースイートとコネクティング対応が可能。家族での宿泊にもぴったりです。
101号室 ドッグフレンドリースイート。
愛犬を連れた宿泊にも最適なドッグフレンドリースイートも用意されています。室内には愛犬用のバスルームやドライヤー、愛犬用のスタンドを備えたダイニングテーブルなどが備えられています。駐車場から直接アプローチが可能で、周囲への気兼ねなく、快適に滞在できます。
レストランはまるで海に突き出しているようなつくりです。
マイケル・ジャクソンが食事をしたレストランは、これまであったフレンチに加えて鉄板焼きが新たに設けられました。
葉山牛の炭火焼 生胡椒塩漬けのアクセント ボルドレーズソース。
どちらのレストランでも葉山の豊かな環境で育った野菜や葉山牛をはじめとする新鮮な食材を高い技術で調理。
鉄板焼のスペースでは、調理される様子を眺めながら食事がいただけます。
特に鉄板焼レストランでは、相模湾で獲れた立派な伊勢エビ、アワビなども食材として準備されます。目の前で手際よく調理される臨場感もラグジュアリーな食事のスパイスです。
館内に足を踏み入れた瞬間から、相模湾が見えてドラマチック!
1階ロビーラウンジはアーチを多用した美しい空間。エントランスから足を踏み入れた瞬間から目の前に広がる相模湾と続いているかのような開放感も滞在への期待を高めてくれます。
入り口左手にはバーカウンターがあります。宿泊者には、フリーフローでコーヒーやビール、ワインなどが提供されます。
オリジナルのクラフトビールは、客室のミニバーにも備えられています。
リニューアルに合わせてつくられたクラフトビールは、地元葉山のブルワリー〈ブリュースターズヨットクラブ葉山ブリューイング〉とのコラボレーションです。爽やかで軽い飲み口のビールは、飲み終わりにふわり洋梨の香り。ラベルも相模湾に沈む夕陽をイメージするなどロケーションを意識したデザインです。
オリジナルのノンアルコールカクテルはバーテンダーが目の前でつくってくれます。
またリニューアルを記念して開発されたノンアルコールカクテルは海を思わせる美しい色合いにうっとり。21時〜23時のバータイムに提供されます。ドリンク類はテラスで海の風を感じながら、堪能することも可能です。
テラスは、2018年に新設した〈SPA Blue Lagoon〉と繋がっています。宿泊者なら誰でも利用可能なインフィニティー型の人工温泉施設で、海に入っているかのような気分に浸れます。
SPA Blue Lagoonでは水着着用で宿泊者利用可能。
ホテルのテーマは「雄大を愉しむ、あなたの別邸」。都心から気軽に訪れることのできる、もうひとつの我が家のように利用されたいとのこと。
ラグジュアリーな空間と、地元の食材をふんだんに取り入れた料理はもちろん相模湾や伊豆半島、三浦半島、富士山という恵まれた眺望に身を委ねる特別な時間が過ごせるリゾートホテルです。
information
葉山ホテル音羽ノ森(はやまホテルおとわのもり)
住所:神奈川県横須賀市秋谷5596-1
tel:046-857-0108
客室数:15室
1泊料金:1室2名2食付き11万9874円〜(鉄板焼レストラン利用の場合、1名5000円プラス)
Web:葉山ホテル音羽ノ森公式サイト
※料金は2023年11月9日時点、ホテル公式サイトにおける金額
※バー、レストランともに宿泊者のみ利用可能
*価格はすべて税込です。
writer profile
Saori Nozaki
野崎さおり
のざき・さおり●富山県生まれ、転勤族育ち。非正規雇用の会社員などを経てライターになり、人見知りを克服。とにかくよく食べる。趣味の現代アート鑑賞のため各地を旅するうちに、郷土料理好きに。