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海野和男のデジタル昆虫記

物価を考える

物価を考える
2022年10月21日

 昨日は久しぶりに小諸に来て、ツルヤで食料品を購入。
 海外にでると、いやでも物価や経済のことを考える。帰国すると今度は日本の物価や経済のことを考えてしまう。
 ニューギニアは、外へ出歩かなかったので、実際の物価は大型スーパーで確認したぐらいで、よくわからない。スーパーでの食料品の価格は日本より少し高いものが多い。
中産階級が発達しておらず、都市部の金持ち住人と村の人とではまったく生活が違う。現金収入の少ない人も、塩や砂糖、缶詰、自分で作っていない野菜などを村のマーケットで購入する。その価格を見ると野菜は安いが、ものすごく安いというレベルではない。缶詰やお菓子は日本より高い。
 ホテル代や、ホテルでの食事は、同程度と思う日本のホテルより少し高く、食事のレベルはかなり低い。車の借り上げ料はかなり高く、燃料も軽油で200円程度と高い。車は古いランクルが多く、ランクルでなければそもそも走れない道路が多い。新車価格は日本の倍に近いようだ。
ニューギニアの高い物価に驚かされたので、日本の物価はまだまだ安いと感じた。それでも個々に見ると、ぼくがよく買うブラックタイガーが昨年は400円程度だったのだが、それがついに980円と、倍以上になった。ベトナム産である。冷凍食品などの値段はあまり違わないと感じた。どの商品でも国産の値上がり率が低い。それは従業員の給料も上がっていないことをも意味している。
 今日の夕食は宮城の生牡蠣と富山県産ズワイガニ。これは税込みで2個で1500円以下だったから、国産が安いと言うことになる。昔は海外から帰ると、日本の物価の高さに驚いたのが嘘のようだ。
 今回の旅では円安が響いた。円安のおかげで日程を短縮したりと、なかなか大変だった。なにしろ、今日の夕飯の価格は、ニューギニアで毎日作ってもらったサンドイッチ程度の弁当より安いのだ。今月は日本も値上げラッシュで、5%程度昨年の10月より上がったという。国内だけで完結出来ても、燃料や小麦粉などはほぼ輸入だから、これからまだまだ物価が上がるだろう。給料が上がらなければ、どんどん貧乏になるだけだ、日本の今の政策で、今後が大丈夫なのだろうかと心配になる。
 ぼくの若いころは、今より物価、特に輸入品は収入に比べて高かったが、収入もどんどん上がるので、明るさがあった。

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