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海野和男のデジタル昆虫記

虫の目レンズの泥沼

虫の目レンズの泥沼
2022年08月23日

高嶋清明君の動画や写真に刺激されて、再びはじめた虫の目レンズ。実に、15年ぶりのことである。
ありったけのリングや部品を持ち出して、新たに購入もしたりした。
実はあまりよい結果は得られていなかった。そもそも、虫の目レンズは深度が深く、小さな虫を拡大して、背景の環境も写すためのものだ。
しかし今回、最初に作っていた虫の目レンズは、あまり小さい昆虫には効果が、思ったほどでないことを、思い知らされた。最初の165度広角のボードレンズはカナブン程度の大きさまでの虫はかなり良い感じで写せる、チョウやトンボにはとても良い。しかしこれは魚眼レンズでも似たような写真が撮れる。ハチなどをアップするにはそもそも、このレンズでは撮像素子がマイクロフォーサーズでも大きすぎるようだ。結局拡大レンズの倍率を下げて1.7mm、175度広角のボードレンズを使った虫の目レンズではまずまずの結果となった
膨大な時間をかけたので、他の仕事がおろそかになってしまったのも問題だった。そうは言っても、9月末から海外取材が入っているので、その時には多分役に立つのではないかと思うのだ。
科学技術館で開催中の「ダマして生き延びる、昆虫の擬態」、8月25日、3回トークショーを行います

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