ニワシドリのニワシは庭師のこと。アズマヤドリとも呼ぶ。今回は最終日の朝、5時半からブラインドの中で待った。
実はニワシドリを見に行くつもりではなく、ゴクラクチョウの一種を見に行くはずだった。言葉が通じないので、どうもおかしいと思いながら7時頃まで待った。現れたのは地味な鳥、ゴクラクチョウもメスは地味だから、半信半疑で見ていた。横に枝で作られた小屋のようなものがある。その前には赤いコーラの缶などが散らばっている。明らかに鳥が運んできたものだ。40年前にインドネシアの島々をウオーレスの足跡を訪ねて旅したときに、見たような気もした。結局撮影中には思いだすことができなかった。撮った写真を見せてもゴクラクチョウの仲間だという。
ニワシドリは交尾のためにオスがあずまやを作る。飾りでメスをひきつけ、そこで交尾をする。メスはその後に別の場所に巣を作るのだという。ところで枝で作られたあずまやはいつも同じ場所に作るのだろうか。そうでなければそこにブラインドの小屋があるのがおかしい。鳥は2羽いたが、これははたしてオスメスなのか、それともオスが協同でそこを使うのだろうか。
チャイロニワシドリがあずまやを出たり入ったりする動画をアップしました。
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