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海野和男のデジタル昆虫記

ミドリヒョウモンの産卵 Argynnis paphia

ミドリヒョウモンの産卵 Argynnis paphia
2018年08月21日

 10日ばかり前ミドリヒョウモンがカラマツの幹に産卵していた。ずいぶん早い産卵だ。僕は秋が早く来ると思っているが、この緑ヒョウモンもそう思ったのだろうか。
大型ヒョウモン類は夏の終わりから秋に卵を産み、卵の中で幼虫が発生した段階で冬を越す。大型ヒョウモンの幼虫の食草はスミレである。成虫はスミレにありそうな場所を探し、近くの石や枝、木の幹などに産卵する。草原性のウラギンヒョウモンは地表近くに産卵するが、ミドリヒョウモンは木の幹に産卵していた。高さ1mぐらいから5mぐらいの所まで産卵した。翌春かえった幼虫は木の幹を下り、スミレを探すのだろう。2mmほどしかない幼虫にとってはこれまた大変な旅である。
 9月2日まで小諸高原美術館(月曜休館)で海野和男写真展「ファーブル昆虫記と小諸の虫」の写真展。新作も多数展示。A0,B0の大型プリントで約70枚(写真点数はファーブル昆虫記のコーナーが150点)。海野はだいたい夕方4時頃に顔を出すことが多いです。ファーブル昆虫記の原著も展示。

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