絶滅が心配されているコヒョウモンモドキ、今年はどんな感じかと見に行った。少ないながらも健在であったのは嬉しかった。発生は早かったようで、綺麗な個体はいなかった。その草原は、今ではロープが張られて、立ち入り禁止になっている。中に入れば、もっといるだろうけれど、そういうわけにはいかない。
採集者がいて、中に入っていたので、注意をしたけれど、これは後味が悪いものだ。こうした場合、素直にすみませんと、立ち去れば良いのだが、そうでない場合は余計後味が悪い。ぼくに何の権限もあるわけではないけれど、そうした人がいることで、虫を捕っている人は皆、悪者ということになってしまうのは困るのである。少なくとも人がいるのに、堂々と中に入る人の気持ちがわからない。ぼくでさえ、網を持っている人が悪者に見えてしまうのだから、他の人にとってみれば、網を持っていなくても、虫好きは悪い人のイメージが定着してしまうのは困る。
9月2日まで小諸高原美術館(月曜休館)で海野和男写真展「ファーブル昆虫記と小諸の虫」の写真展。新作も多数展示。A0,B0の大型プリントで約70枚(写真点数はファーブル昆虫記のコーナーが150点)。海野はだいたい夕方4時頃から5時までは顔を出す予定です。ファーブル昆虫記の原著も展示。
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