ルソン島北部山岳地帯のチョウで日本と共通種にアカタテハがいる。アカタテハは日本と同じ亜種だ。
ヨーロッパではアカタテハ(ヨーロッパアカタテハ)は秋には北から南に、春には南から北に移動することが知られている。日本ではそうした調査は内容だが、昔6月に礼文島で羽化して間もないアカタテハを複数見た。これはあきらかに本州で6月に生まれたアカタテハが移動したものだ。
移動するチョウは、当然地域に特化した亜種ができにくい。そんなわけでルソン島のものも亜種にはなっていまい。一方ルリタテハは移動しないから、ルソン島のものはとくべつな亜種になっている。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.