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海野和男のデジタル昆虫記

今年もお世話になりました

今年もお世話になりました
2017年12月31日

 今年も小諸日記を読んで頂きありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願い致します。

 今年も夏に小諸高原美術館で大型プリントによる写真展を開催しました。あわせて、実行委員長をしている生きもの写真リトルリーグを行いました。小中学生に生きもの写真を撮っていただく企画です。全国から受賞者親子を高原美術館に招き、授賞式と生き物サミットを行うことができました。今年は写真協会の方々や、アサカメの佐々木編集長なども参加され、皆さん良かったと言っていただき嬉しかったです。
 来年も生きもの写真リトルリーグを開催しますのでふるってご応募下さい。次回の募集のお知らせは2018年4月頃です。
 海外にもよく行きましたダーウインが来たなどの取材で年始はマレーシアでした、その後同じくワイルドライフの案内人としてカメルーンへ1ヶ月、個人的には7月のマレーシア、10月のフレンチギアナ、11月の西オーストラリア、12月のマレーシアとずいぶん海外で過ごしました。目標の年の1/3は海外で撮影というのが達成できたかなと思います。
 最近の昆虫写真家の若い方はあまり海外に出ません。海外に出るにはお金がかかります。このところ、海外、特に先進国にいくと、物価が高いなと感じるようになりました。10年、20年前と比べると、すさまじい物価の上昇です。
 しかし海外では給料も上がっているので、彼らにとっては日本に来ると、ずいぶん物価の安い国だなと感じることでしょう。
 70年代にオーストラリアに行ったときは、お金をほぼ使い果たし、帰路インドネシアで1ヶ月ほどいるつもりが3日しかいられなかったことを思い出しました。その当時は海外の先進国の物価は、ぼくら日本人にとっては今より高かったのです。
 その頃よりは今の日本はお金持ちですが、ここ5年ほどは海外撮影旅行はずいぶんお金がかかるようになりました。とはいっても、海外には日本とは違う自然があります。ぼくらが若い頃に無理して海外で出たことを考えれば、若者は今、無理してもいくべきでしょう。アジアならシンガポールなど一部を除けば、まだ日本より安いです。そのうちどうなるかはわかりません。シンガポールだって、10年前までは日本より物価は少し安かったのです。
 平和な国を旅していると、笑顔の人が増えています。ぼくが若かった頃の日本のように、将来に希望が持てるのでしょう。
学生時代、経済が発展していく中でぼくらは矛盾を感じました。今、世界で起こる様々な事件を見ていると、根っこは貧困だけでなく、様々な問題もあるのかなと感じます。主義主張は大切ですが、押しつけはよくありません。なぜもっと平和に人は暮らせないのでしょうか。
著書としては「海野和男の蝶撮影テクニック」
オリンパスのWEBでは「写真で伝えたいこと」が12月にアップされました。

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