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海野和男のデジタル昆虫記

コノハムシの初齢幼虫 Phyllium bioculatum

コノハムシの初齢幼虫 Phyllium bioculatum
2017年04月13日

 今日は大阪オリンパスギャラリーでの写真展の飾り付けで大阪へ。写真展「蝶・舞う」は本町のオリンパスギャラリーで明日14日から。15日14時からはギャラリートーク。皆様のおいでをお待ちしております。
ジャワコノハムシとも呼ばれるビオクラツムコノハムシの1齢幼虫だ。ビオクラツムコノハムシは英語圏の人はバイオクラーツムと呼ぶことも多い。コノハムシの中では広く分布する種のようでセイシェルやインド、マレー半島、インドネシアなどから知られているようだ。
 今回のコノハムシの番組ではマレー半島特産のオオコノハムシとこのビオクラツムコノハムシが登場する。番組が決まった9月末時点で、ぼくはマレーシアに行っていたので、さて一生をどのコノハムシをターゲットにして撮影するかと考えた。たまたまビオクラツムコノハムシの初齢幼虫に会えたので、ビオクラツムなら孵化も撮れると思った。コノハムシの卵の期間は通常数ヶ月かかる。最短60日ぐらいというので、それにかけることにした。オオコノハムシは卵の期間がさらに長いらしい。
 孵化の徴候はほとんどわからないから卵の観察を続けるしかない。ロケ終了までに100日。ロケは12月の始めからだから、ロケが始まるまでに50日あるのでなんとかなるかと思ったのだが、ロケがはじまっても、いっこうに卵はかえらない。番組では、残念ながら、他の場所で撮影されたとエクスキューズのついた別のコノハムシの1齢幼虫の映像を使わざるを得なかった。後から思えば10月にビオクラツムコノハムシの1齢幼虫に会えたのは本当にラッキーなことだったのだ.

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ナナフシ・コノハムシ
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