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海野和男のデジタル昆虫記

イワサキコノハの裏面の変異 Doleschallia bisaltide

イワサキコノハの裏面の変異 Doleschallia bisaltide
2016年10月25日

 イワサキコノハの翅の裏面はずいぶん変異が多いのだなと感じた。今までマレーシアで見ていると、ほとんどの個体が翅の裏面に白い模様がある。この写真で言えば右下の個体に似ている。
 ところが、タイ北部では様々な模様のものがいて、より枯葉に似た個体が多いなと思った。タイはこれから乾期に入るので枯葉に似ていた方が目立たないのだろう。昔、はじめて東南アジアを訪れた時に、マレーシアのランカウイ島で、乾期に見たタテハモドキが裏面に眼状紋が無く、日本の秋型みたいに見えて、こんなに暑いのにと驚いたことを思い出した。
 Pen-Fに300mmを付けて気軽にスナップした。一部はトリミングしてある。今回、Pen-Fを結構使ったが、野外の明るい場所では、ファインダーと背面液晶の切り替えがうまく行かないことが多かった。超望遠ではファインダーを覗かないわけにはいかない。ファインダーのアイカップが小さすぎるのだと思う。オプションで大きなアイカップを付けられるとよいなと思った。最もPen-Fはおしゃれなカメラでワイドや標準を付けて、街中で使うカメラとの位置づけなのだとは思う。また超望遠を付けた場合、ファインダーとレンズがずれた位置にあるので、被写体を画面に捉えずらい。超望遠はやはり、EーM1やE-M1Mk2、E-M5Mk2を使う方がよいと思う。
 タイ北部は冬は結構気温が低くなるが、このイワサキコノハは長生きして春まで生きることができるのだろうかと気になった。

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