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海野和男のデジタル昆虫記

今年使ったカメラたち GH4のインターバルタイマーのすごさ

今年使ったカメラたち GH4のインターバルタイマーのすごさ
2015年12月24日

10月から11月はマレーシアで、キシタアゲハの一生の撮影をした。蛹化や羽化など蝶の一生をもれなく記録したいと思ったので、カメラは3台体制。EM-1、E−M10MK2、そしてGH4。とはいってもカメラマンは一人だから、今回は自動撮影を多用した。
最初はGH4の4Kフォトを利用するつもりだったが、何時間も撮ると大変なことになる。容量は1時間50GBぐらいにもなる。それよりも写真を探し出すのがえらいことになるということが、2日目ぐらいにわかった。そこでインターバルタイマーを使ってみた。これなら800万画素ではなく、フル画素で撮れる。しかも後からタイムラプス動画がカメラ内で作れる。
自動撮影2台、一台は手動で行ったが、自動撮影に多用したのがGH4だった。実ははじめてGH4のインターバルタイマーを使った。使い方が簡単で、しかも9999枚撮れるのでびっくりした(オリンパスは999枚)。ほんとうは1秒1コマで撮りたかったがそれだと3時間持たない。夜も写しっぱなしなので夜は4秒に1枚とか、その時に応じて決めた。最初電子シャッターをONにしていなかった。2日目にこれはまずいと思った。あっという間に1万カットである。そこで電子シャッターをONにした。回しッ放しを10日はやったから、恐らく30万カットぐらい撮影したのではと思う。これは機械シャッターを使っていたら、限界になってしまう枚数だ。インターバルタイマー、もっと枚数が欲しい。5万カットぐらい撮れれば、1秒間隔で14時間は撮れるから瞬間を撮り逃さないのだが。4Kフォトやこうした撮影ではカードも重要である。今回はサンデイスクの256GBの最新のカードを使った。速い書き込み速度のカードは必須になる。4Kフォトだとこれで6時間ぐらい撮れる。インターバルタイマーで9999枚をjpgだけで撮ると48GBぐらいで足りる。
キシタアゲハは、羽化直後におしっこをする。おしっこをした次の瞬間には飛び立っている。おしっこをしている時間は1秒未満だろうか。運良く写すことができたが、このシーンを確実に撮るには0.3秒ぐらいのインターバルで撮影する必要がある。けれど設定は1秒以上となるから、確実に撮るには4Kフォトだろう。
最近導入のGX8はGH4に近い機能で、インターバルも9999枚まで使える。マイクロフォーサーズとしてはじめて2000万画素を越えた機種だ。

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