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海野和男のデジタル昆虫記

今年使ったカメラ

今年使ったカメラ
2014年12月30日

 今年も様々なカメラを使った。新しいデジタル技術がなせる技のパスト連写、そして高感度。超マクロ、今年はカメラがかつて撮れなかった領域に踏み込むカメラが相次いででた。
 けれど、基本はベーシックな機能である。高画質で操作性の良いレンズとカメラがやはり一番良い。けれど、世の中のニーズも変化しているから、全てを一台でコンプリートにまかなえるカメラというのは無い。
 最も気に入ったのはTG-3とV3である。TG-3はパスト連写がないことを除けば、最低この一台で超マクロからスナップ、風景まで撮れる。ただ望遠は弱いから、チョウを気楽に撮るには向いていない。
 次に気に入ったのはニコンV3である。これはパスト連写が特徴で、マクロも一眼レフ用のレンズを付ければ、一眼レフの2.7倍相当のマクロ写真が撮れる。レンズ交換式なので、望遠ズームにも対応する。
 この2機種は画質を気にしなければ最高で、この2台があれば何でも撮れる。V3はレンズ交換式だから、一眼レフの85mmマイクロと専用の標準ズーム、そして70-300をそろえれば良い。
 しかし、やはりもっと画質の良い一眼レフやミラーレスも使って見たい。一眼レフはこの1年間でフルサイズばかり3機種を購入した。気に入ったのはD810である。高画質だからだ。ただし、小さい昆虫を撮るとちょっともどかしい。それでも画素数が多いから、トリミングができる。さすがに高感度も強いが、重いのには閉口する。特にフルサイズ用のレンズが重くてかさばる。DXフォーマットの3000万画素級が欲しい。昨年暮れ購入のDfは結局、飾り物となっている。内蔵ストロボがないのと、画素数が少ないからだ。D800はDupe機になった。
 ここのところ載せていた昔のアフリカでの写真は35mmフイルムであるから、それをデジタル化しなければならない。全てD800に昔の古いAiAF105mmマイクロを使ってのコピーだ。キャノンやエプソンのスキャナーより、ずっときれいにデジタル化できると感じている。
 もう一つの主力のマイクロフォーサーズは今年の導入はE-M10とGH4。GH4は4kフォトと言うのがすごい。動画を撮る要領デカメラのシャッターを切り、良いカットを選ぶ。ニコン1V3のパスト連写と同じような感覚だ。画素数は800万画素ほど。
 けれどマイクロフォーサーズでは昨年から使っているE-M1が一番操作性が良く、特に40-150の新しいズームに専用テレコンを使えば、面白いほどピント良くチョウの写真が撮れる。proシリーズの12-40とこのレンズがあれば、あとは60mmマクロレンズが有れば万能だ。この組み合わせは、荷物に制限のある場合や、重いのはいやという人には最適である。実際、今回のアフリカでも、このカメラが活躍した。けれどこのところA0ぐらいに伸ばすことも多いので、画素数はもっと欲しい。2400万画素ぐらいあれば良いのだが。
 写真は20年前にアフリカで撮ったコノハギスの顔

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