多摩動物園の温室でツマベニチョウの飛翔をE-M10にOM-D用の魚眼レンズキャップBCL-0980で撮影してみた。
魚眼レンズキャップはそもそも細かいフォーカスはできない。飛んでいるチョウをある程度大きく写したいなら、レンズのレバーを20mにして、チョウがカメラからだいたい20cmぐらいのところを飛んだ時にシャッターを押す。(ピントは厳密ではないが30cmぐらいまでは余裕で被写界深度に入ると思う。)花から花へ飛び移っている時が一番撮りやすい。
この写真ではちょっとチョウがちょっと手前とちょっと奥にいってしまっている。速いシャッターを切るのがコツでレンズがF8と暗いのでISO感度を上げる。この写真では1250まで上げて1/2000のシャッターを切った。開放が暗く、レンズが小さいせいもあるだろうが、画質はなかなかのもの。特にゴーストやパープルフランジもほとんどでない。また画角は魚眼に1.4倍テレコンを付けたよりちょっと広く、本当の対角線魚眼より狭い。これはぼくの好む画角でもある。
オリンパスのカメラはかっては高感度に弱かったので、ちょっと驚く。今度のEーM10は、OM-Dでは下位機種だが、高感度特性は一番良いかもしれない。
OM-Dシリーズはストロボが内蔵されていなかったので、ぼくには不便な点もあったが、今回の機種はストロボが内蔵なのが嬉しかった。ただ防塵防滴ではなく、丈夫さはE-M1には負けそうだ。
アタマスフタオチョウの飛翔スローモーションもご覧下さい
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.