ナス科植物にいたニジュウヤホシテントウが飛ぶ場面をカシオのEX-10で狙ってみた(トリミング)。カシオのEX-10はパスト連写と言って、飛んだ瞬間にシャッターを押せば飛び立ったところが撮れる。
簡単だと思うかもしれないが、甲虫を撮るのは結構難しい。翅を激しく羽ばたくと、翅が折れ曲がったり、ひどい時は2枚のはずの後翅が4枚に写ったり、翅が一枚ちぎれて、違う場所に写っていたりする。羽ばたきの遅い蝶では、翅がゆがむぐらいで、写せる確率は高いが、甲虫やカメムシとなると、まず10回は狙わないと見られる写真は撮れない。これはいわゆるcmosのフォーカルプレーン歪みがひどく誇張されたものなのだろう。cmosの読み出しで、時間のずれが生じるためにこんなことが起こる。
歪みが気にならない写真が1時間に1枚撮れれば上出来だ。
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