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海野和男のデジタル昆虫記

ゴー家の夕食

ゴー家の夕食
2014年02月13日

 ペナンバタフライファームは28年ほど前にデビッド・ゴー氏がはじめた。その前の年、スマトラで出会った現地のチョウに詳しい人から、ペナンに行ったらデビッド・ゴーに是非会うようにとすすめられ、帰路ペナンに立ち寄った。その時は、ぼくもまだ暇で、新婚旅行をかねて40日ほど、マレーシアとインドネシアに撮影に出かけてた。フイルムは何本持って行ったのだろうが、たぶん150本ぐらいだろう。
 デビッド・ゴーさんが住んでいるのはタンジョンブンガという住宅地だ。家は新しくなったが(となりに当時の家もあって、作業に使っている)今でも同じ場所に住んでいる。
 今回初めて、2年ほど前に新築した家に泊めて頂いた。デビッド・ゴーには息子が二人いて、長男のジョセフが今はバタフライファームを取り仕切っている。もう一人の息子は長らくシンガポールで建築設計の仕事をしていたが、今はペナンに戻っている。二人ともスープの冷めない距離というか、車で10分ぐらいのところに住んでいて、月曜から金曜までは基本は毎日、夕食を食べにくる。新しい家は台所も立派で、昔忙しくて夢が叶わなかったゴーさんの奥さんヴァネッサのために、立派なキッチンを作った。
 全部手作りというわけではなく、例えばこの写真の鴨はおいしい店から買ってくる。ゴーさんはぼくより3才上だが、とても元気。孫は各家庭に1人娘がいる。ただ、日本のおじいさんおばあさんと違って、あまり孫にベタバタしない。両親が元気な内はそんな生活も良いのかもしれない。
 中国の海外向け放送をゴーさんが見ていた。文化番組で、古い文化遺産を紹介する番組だった。いやがおうでもルーツを意識してしまうだろう。これも中国の戦略であるかもしれない。若い息子たちは、あまり興味がなさそうだった。
 朝、庭に鶏がたくさん。毎朝安全新鮮な卵を食べるために飼っている。卵は小さいがとてもおいしい。
今日から横浜パシフィコではじまったCPプラス。今年はぼくはニコンのブースで、昆虫の話をする。出演は15日土曜、12時から12時50分の50分間。昆虫写真家になったいきさつなど、新旧の話を交えて昆虫写真の魅力を、お話しする。是非聞きに来て頂きたいと思う。

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