小諸付近でもヒガンバナが目立つようになった。ヒガンバナはこのあたりでは以前はほとんど見られなかった植物だ。庭に植えたこともあるが、いつの間にか消えてしまった。
ヒガンバナは耐寒性はかなり強いと思うが、同じ仲間のナツズイセンなどと比べれば弱いのだと思う。それが最近は元気なのである。先日、上田の公園で出会った長年蝶を研究していらした方が、根子岳のミヤマモンキチョウが危ないと言っておられた。何でもササがどんどん上に登っていて、高山植物地帯を埋め尽くしてきたそうだ。温暖化の影響であろうとおっしゃっていた。
先日は東御市でアオマツムシの大合唱を聞いた。アオマツムシも以前はいなかった昆虫だ。クチナシを食べるオオスカシバもたびたび見るようになった。
生物の分布が変わりつつあることだけは確かなようだ。
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