鳥海山麓でオオルリハムシに出会った。最大級のハムシだ。東北の自然は箱庭的な長野と比べると単調のように見える。道がやけに良く、延々と同じように見える環境が続く。湿地が多いのは一つの特徴で、丘陵地帯のあちこちに小さな湿地的な環境がある。オオルリハムシは湿地に生えるシロネという植物を食べる。
ぼくが見れば、何処も同じに見えるのだが、昆虫にとってみれば見かけが似ている環境でも、違いはあるのである。オオルリハムシがいると教えてもらった場所には確かにオオルリハムシがいて、似た環境にシロネがあってもいない場所もある。もりもりと葉を食べている姿は美しい。このように光沢のある甲虫は自然光とストロボを併用すると綺麗な色が出る。
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