昨日の観察会で、クロウメモドキらしい木にシジミチョウの幼虫(下)がいるのを参加者の方が見つけた。アリがまとわりついていた。
クロウメモドキならミヤマカラスシジミと思ってしまったが、なんだかちょっとちがう。すぐに本物のミヤマカラスシジミの幼虫(上)が何匹も見つかり、最初に見つかった幼虫は何だろうということになった。
戻ってから図鑑で調べたら、トラフシジミの幼虫だ。トラフシジミは様々な植物の蕾、花、実を食べ、蛹で越冬。春と夏に出る。基本的に葉は食べずに、蕾から若い実しか食べないから、1種類の植物しか食べなければ、2回発生ができないわけだ。ということで春型と夏型では食べる植物も違う。今、トラフシジミがいるのは春から初夏に花が咲く植物ということになる。夏型はハギなど夏に咲く植物の蕾に産卵する。
幼虫とアリの動画はこちら
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