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海野和男のデジタル昆虫記

氷の国

氷の国
2012年12月22日

 窓の霜をD800で撮影した。
 東京へ戻ったが、さすがに暖かい。
 冬の信州で暮らすには、家の構造や暖房を考えないといけないだろう。何しろ小諸のアトリエは、冬は一日に灯油1缶使って24時間暖房を付けっぱなしで、朝は室内が8度という有様だ。アトリエを作った23年ほど前は夏をメインに考えたので、冬の想定を怠った構造にも問題があり、これはエネルギーの無駄遣いだ。
 とはいっても暖房を切ると,朝は室内も氷点下というのはいかにもつらい。化石エネルギーには限りがあるし、これから地球の人口が増え続けるならば、さらなる温暖化の原因にもなる。
 信州は天気がよい。太陽エネルギーの利用が良いのだろうが,そのパネル製作に使われるエネルギー量はどれくらいなのだろうか。小諸の暖房機は10年ほど経っている。この10年、暖房や冷房といったエネルギー消費量の大きな家電製品は省エネが格段に進んだと思う。
 エアコンなどは前に借りていた事務所のものは20年近く前のもので、光熱費は真夏や真冬は日に12時間ぐらい使って月2万円以上かかっていたが、それより1.5倍ほど広い今の事務所では、床暖を24時間入れて、全ての光熱費で2万円以下である。夏のエアコンを含めた電気料金も1万円程度。エアコンだけで考えると約半額以下だ。
 日本製品の省エネは進んでいると思う。とはいっても壊れていないものを換えるのには抵抗もあるし、実際先立つものが必要で、自宅などは20年も前のシステムだ。エコカー減税のように、電気製品も省エネ度に応じて買え換え促進策を本格的に行うのが望ましいのではないのだろうか。内需も高まり、経済効果も大きいと思うし、何より消費エネルギーを減らすことになる。

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