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海野和男のデジタル昆虫記

明るい望遠ズーム

明るい望遠ズーム
2012年12月10日



 新しく発売された明るいズームレンズ。LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8はマイクロフォーサーズ用のレンズだ。
この写真はF3.5での撮影だが、背景の太陽のボケが美しい。
 絞り羽根は7枚とのことだが,円形絞りに近い。開放絞りが全域でF2.8と明るい。マイクロフォーサーズ用のズームレンズは広角側と望遠側で絞り値が変わるものが多いなかで、全域絞り値が変わらない数少ないレンズだ。
 明るさが変わらないメリットは写真撮影撮影より動画撮影にとってはより重要だ。
 明るさが変わるレンズは撮影中にズームすると,画面の明るさがパカパカと変わったりする現象が起きることがあるからだ。
このレンズはとても良いレンズだが,惜しむべくは最大撮影倍率が0.1倍と低いことだ。85cmの距離で0.1倍はちょっと悲しい。フルサイズ換算で0.2倍だ。フルサイズ用の画角が同じ70-200と比べてみよう。
 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIは最短撮影距離が1.4mで1/8.6だ。35-100と比べて撮影倍率はやや高いが、フルサイズなので,少し小さくしか写らない。けれど,その撮影距離は1.4mであるから、離れて撮れる。マイクロフォーサーズ用のレンズの場合。1m以内に近づくのだから、もっと大きく撮れないとうまみがない気がする。
 小ささを活かして,もっと撮影倍率を高めて欲しいと思う。マイクロフォーサーズ用のレンズはマクロレンズ並に撮影倍率が高いレンズのラインアップがあれば、フルサイズやAPSCサイズのカメラと真っ向勝負でも勝ち目はある。
 写真はミヤマクワガタ。LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8 F3、5

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