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海野和男のデジタル昆虫記

アカエリトリバネアゲハを明るいレンズで撮る

アカエリトリバネアゲハを明るいレンズで撮る
2012年12月08日

 今日はSSP、日本自然科学写真協会の年末の技術講習会と忘年会。今年は若手の動物写真家山形豪さんの講演,他に高嶋君の高速度カメラ、北海道の森谷さんの光電管野外撮影システムの話がある。最近のSSPは若手が活躍が素晴らしい。会員外も聴講可能です。8日午後2時から,市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷(受付13時30分,会費は1000円と思います)

 昔は標準レンズと言えば,ズームではなく50mmのF1.4か1.8だった。標準レンズはおおむね、最短撮影距離が50cmぐらいで、1/10倍の撮影ができた。
 チョウのような大型の昆虫でも1/10倍というのは横35cmぐらいの範囲までしか寄れなかった。もうすこし寄りたいところだった。
 1960年代にはじめて購入した一眼レフはペンタックスのSPの50mmF1.4付きのカメラだった。マクロレンズは高価だったので、テレコンを購入して,100mmレンズとして使った。1/5まで撮れるので,チョウを写すことができた。
 今回使ったのはパナソニックのライカレンズLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4。このレンズはフルサイズ換算0.22倍まで撮れるので,モンシロチョウぐらいのチョウも大写しが可能だ。ボケ味が大変良く、さすがライカブランドだと実感。
 ニコンのAF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gはフルサイズでやはり1/5倍、DXフォーマットのAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gも1/6.1倍(フルサイズ換算1/4程度)と、最新の標準レンズは寄れるものが多いのは嬉しい。
 昔とレンズと比べると,最近のデジタル専用レンズは開放での描写が秀逸だ。明るいレンズは絞らないで使うのが基本のようだ。写真はこのレンズで絞り開放で写したアカエリトリバネアゲハ。立体感が良く出た描写だ。

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