小諸でアキアカネが見られるのは11月中旬ごろまでだ。産卵が頻繁に見られるのは10月で,雨上がりのあとの田んぼに連結して飛来する。天気が良ければ大体見ることができるが,数が多い日は限られる。気温に左右されるのであろう。
写真はD600に,昨日と同じ70-300mmを付けて撮影したものだ。この手の撮影には軽快なD600がD800より向いているかもしれない。
フルサイズでもアキアカネぐらい大きいと、このくらいの画面構成で捉えるのは難しくない。以前はこうしたシーンは100mmマクロか200mmマクロで狙っていたが今は、ほとんど70-300mmのズームだ。
とはいっても、昆虫撮影ではほぼ300mmでの撮影となる。それなら単焦点で良いではないかと言うことになる。現状、ニコンにはAi AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED というレンズがある。このレンズは使ったことはないが、スペックを見るとなかなかよい。1/3.7倍まで撮影できるから,70-300と近いだろう。ただ発売が2002年といささか古い。重さが1440gと70-300は745gしかない。単焦点だから、800gぐらいでは作れるのではないかと思うのだが。
今は,超望遠は高級レンズは人気があるが300mmF4程度の良いレンズというのは,他のメーカーでも少ない。かっては、300m2.8と違って手持ちで撮影できるので、動物撮影の写真家にも結構人気があった焦点距離とF値だ。
20年ほど前に Ai Nikkor ED 300mm F4.5S (IF)という大変優秀なレンズがあった。MFでしか使えないが,今のデジタル時代でも十分通用するレンズと思う。残念ながら最短撮影距離は2.5mとちょっと遠い。重量は約1kg。この程度のレンズでAFで1.2mまで寄れれば最高なのだが。
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