ヤマツツジの花の紫外線写真写真を撮影。ヤマツツジには赤い色が見えるアゲハも、赤が見えないマルハナバチも良く飛来する。
アゲハは赤から紫外線までの4原色が見える。マルハナバチは恐らく緑、青、紫外の3原色だ。ともあれ、赤いツツジはアゲハにもハチにも魅力ある花だ。
1は人が見た新緑の中のヤマツツジ右上は,2は、その写真から赤チャンネルを削除したもの。花の部分がかすかに青っぽくに見える。つまり、ツツジの赤には青の色要素も含まれている。
3は赤チャンネルに緑を、緑チャンネルに青を、青チャンネルに紫外線写真を当てはめて再合成したもの。赤い花は青っぽく見え、そこそこよく目立つ。4は3の写真から赤要素を削除したもの。この場合も花は目立つ。
5はアゲハのように赤と紫外線が見える虫が見るのに近いかなと思われる写真。赤と緑チャンネルはそのままにして、青チャンネルに紫外線写真を当てはめて再合成したものだ。7は紫外線が見える虫が見るのに近いかなと思われる写真。赤チャンネルに緑を、緑チャンネルに青を、青チャンネルに紫外線写真を当てはめて再合成したものだ。6と8はそれぞれその左の写真の赤要素を削除したもの。
紫外線写真は試行錯誤で行っている。紫外線写真に興味のある方は、小諸日記写真検索ウインドウに紫外線と入れて検索すると過去のいろいろな紫外線撮影の結果が50枚以上検索できる。
また365日出会う大自然 昆虫には12種類の花のノーマルと紫外線写真の組写真が載っている。その写真は10年ほど前に、紫外線を良く通すCCDを搭載していた昔のカメラで撮影したものだ。
今日はSSPの技術研修会がある。SSP日本自然科学写真協会は自然と科学の融合を歌った写真団体で、現在ぼくが会長をしている。今回のテーマはD800とプリンターだが、懇親会では科学写真や昆虫写真に関しての情報交換も盛んに行われている。入会希望者はSSPに問い合わせて欲しい。
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