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海野和男のデジタル昆虫記

ナノハナの紫外線写真

ナノハナの紫外線写真
2012年03月21日

動画ページにトビガエル(Flyng frog)のハイスピード動画をアップ。先日のマレーシア撮影行の最大の目的はこのトビガエルの飛翔を捉えることだった。
 さてナノハナの紫外線写真を撮った。リコーのGXRのライカマウントユニットの赤外カットフィルターを外した改造機である。
GXRのライカマウントユニットはもともとローパスレスだ。装着されている赤外カットフイルターはかなり強力で、紫外部も大きくカットしてしまう。そこでそのフィルターを外してもらった改造機を使用した。
 このまま普通の写真を撮ると赤外の影響が大きく、色が真っ赤になってしまう。そこで市販のケンコーの赤外カットフィルターをレンズに装着する。そうすると上の写真のように,若干ノーマル機とは色が異なるがなかなか素直な色が出る。それに今度は紫外線のみ通すフィルターをつける。使ったのはシュナイダーのフイルターだ。
 雨模様の天気で紫外浅慮はかなり少ないから,露出は大幅に増加する。それでもiso1600で1/3秒が切れた。赤外カットフィルターのみでは1/1600だから,9絞り分暗くなったことになる。
 レンズはニコンのマイクロニッコール85mmで、紫外透過率はあまりよくないと思われるが,なかなか良く写る。絞りは開放で使用した。UVニッコールなど紫外線を良くと大須レンズを使えばもっと速いシャッターが切れるだろう。
 菜の花は人の目で見れば花は前面同じ黄色だが,中心部は紫外線を良く吸収していて,蜜がある部分を虫に教えているのだ。
 

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