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海野和男のデジタル昆虫記

今年も御世話になりました

今年も御世話になりました
2011年12月31日


 小諸日記の読者の皆様、本年も小諸日記、ご愛読ありがとうございました。
 あまりよいことがない2011年でしたが、時代は変化しています。春先にエジプトからはじまったアラブの春は、中東に広がり、ついにリビアの体勢が崩れました。
 隣国の北朝鮮は、民衆の蜂起はありませんが、年末になって指導者の死により体制に変化の兆しが見えます。人間には寿命があり、どんな指導者もやがては、この世を去ります。その時にどんな未来が生まれるのかはわかりませんし、 我々がとやかく言う筋の問題ではないでしょう。けれど平和な世の中になって欲しいと、誰もが望んでいるのだと思います。
 来年はどんな年になるのでしょうか。ぼくには自分の写真を撮り続け、それを発表していくことしかできません。
 写真家は社会とどのようなつながりを持ったらよいのでしょうか。写真という表現手段を持っている我々ですから、やはり、社会には関係していかなければいけないのだと思います。
 学生時代に、恩師の日高先生から、教えられた一番のことは、社会と関わるということでした。仲間内だけで、楽しんでいるのは楽ではありますが、それだけでは写真を撮る意味がないのではとも思います。自分の面白いと思う写真を仲間内ではなく、むしろ昆虫などに興味がない人たちに向けて発表していくことがぼくにできる、社会と関わるということなのではないかと思っています。
 写真は深度合成で撮影した生きたアオカナブンです。

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