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海野和男のデジタル昆虫記

今年使ったカメラたち

今年使ったカメラたち
2011年12月30日

 例年、年の終わりには、その年のデジタルカメラについて書いてきた。
 今年は新規導入の一眼レフはなかった。震災や、特に秋のタイの洪水はカメラメーカーにとって大変だったと思う。そのため、ニコンで言えば、本来出ていてしかるべき、D700やD3の後継機が出なかった。ぼくはD700後継機は期待していた。
 D7000がD700とほぼ同等の高感度特性を持っているとするならば、D700後継機はD700と同じ高感度特性で良いならば3000万画素オーバーが可能だ。そうでなければ1800万画素ぐらいでさらに2段階ぐらい高感度に強いカメラと言うことになると予想していた。残念ながら今年は、それは出なかった。
 今年はミラーレス一筋。昨年発売のパナソニックのGH2は3D写真で大活躍。動画はミラーレスで行こうとGH2を使って決めた。
 夏以降は、オリンパスのE-PL3が、可動液晶やAF速度、ビデオ機能の充実から、気に入ったカメラとなった。動画性能もパナに追いついた。
 そうこうしているうちにニコン1が発売された。最初は何だと思ったニコン1だが、使うほどに楽しいカメラである。特にモーションスナップショットにはまった。プロ向けと言うよりも、そういった新しい楽しみを提供するカメラだ。せっかくの60コマ連写で、シャッター優先が使えないなど不満もあるが、楽しいカメラであることに間違いない。そして動画性能。これに関しては今のところ、ミラーレス機の中でも結構いける方だ。惜しむべきは液晶が可動式でないこと。プロ向けビデオカメラでない限りは、動画には絶対必要な機能と思う。
 リコーのGXRのライカマウントユニットも楽しかったが、ライカマウントにしないでマイクロフォーサーズとか、フランジの短い独自マウントにすればよかったと思う。そしてそれにライカマウントアダプターを標準で付ければよいのだ。アダプターの多いマイクロフォーサーズにすれば、このカメラはもっと遊べる。
 コンパクトデジカメではGRデジタル4、CX6などが新たに加わった。GPS付きのニコンの防水デジカメも面白かった。画質がちょっと残念。けれどコンパクトデジカメなら容易に撮れ、しかも新しい表現の世界がある。
 一眼レフは昨年秋に発売のD7000がメインでD700やE-5も少し使った。来年はミラーレスではない新しい一眼レフが、ぼくメインカメラになって欲しいと期待している。

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