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海野和男のデジタル昆虫記

ミラーレス機で撮れない被写体

ミラーレス機で撮れない被写体
2010年12月31日

今年も今日で終わる。あっという間の1年間だった。今年のカメラ界は新製品ラッシュだった。ミラーレス一眼が普通になり、元祖オリンパスはさておき、ソニーやパナソニックといった電機業界のカメラが大躍進。ニコンもキャノンもうかうかしていられないという時代が来たように思う。
 けれど全部がミラーレスになったら、撮りにくい被写体というのも出てくるのだ。今月の初めはフィリピンでホタルを撮っていた。その写真は週刊文春の1月20日売り号に発表するのでWEBでは、それまでお見せすることができない。
 その取材の時に、ホタルをミラーレス機のE-PL1でも撮ってみようとしたのだけれど、ピントを合わすことすらできなかった。EVFや液晶はたぶん1/30でしか表示しない。液晶を自動的に明るくするモードにしても真っ暗闇のホタルの光はまったく見えなかった。それではレンズを無限にセットして、適当にフレーミングと思ったが、フレーミングすらできなかったし、レンズは無限にクリックがあるわけではないのでお手上げであった。
 撮影自体はD7000に24mmF1.4のレンズで満足できる写真が撮れたのだが、それとて、MFにしてほんの少しだけヘリコイドを動かして画像を確認し、ホタルの位置を探っての撮影だった。とりあえずは無限位置がある程度でよいからわかるストッパーが欲しいと思った。
 写真はホタルの住む森の中の泉で洗濯する女性

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