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海野和男のデジタル昆虫記

E-5の堅牢性

E-5の堅牢性
2010年10月31日

 E-5が発売になった。E-5は重いことを除けば画質、操作性などは1200万画素機としては最高レベルにあると思う。重いのは嫌なのだが、その堅牢性と防滴性能、ゴミ取りの優秀さには驚かされる。E−1からE-3、そしてE-5へと受け継がれたこのタフさは他のカメラがまねできないところだろう。
 プロモーションビデオの時に思いついて、水飛沫のかかる場所で使ったけれど、これはE-1の時からやっているのでいささかの不安もなかった。だから人跡未踏の地に行く時はE-5で行くわけだが、実際人跡未踏の地に行ったことはないし、それに近い過酷な撮影もそれほど多くはない。とはいっても自然の中での撮影で、カメラのことを考えずにすむ。ぼくの撮り方に答えてくれるカメラである。なにしろE一桁シリーズは修理を一度もしたことがないという堅牢性である。
 本当はオリンパスのそのこだわりに感激すべきなのだが、E-620の大きさで、E-5の防滴構造を持っていたらなと思う。そのあたり同時期発売のD7000はうまくやったと思う。D7000の防滴についてはニコンはあまり語らないが、慎重なニコンが防滴と言うからには、多分かなりの水準をいっていると思う。でもメーカーが保証してくれるわけではないから、E-5のような使い方をするには躊躇してしまう。
 自然カメラマンにとって、どんな条件でもまったく気にせずに撮影できるという点でE-5は抜きに出でていることは間違いない。
 写真は夏に撮ったキアゲハをドラマチックトーンで現像したものだ。

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