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海野和男のデジタル昆虫記

クジャクチョウ(E-5)

クジャクチョウ(E-5)
2010年10月21日

 小諸に戻ってきたのだが天気が悪い。それで、まもなくオリンパスから発売されるE-5で撮った写真を載せてみることにした。
 8月にE-5のカタログ撮影のために数日間ベーター機を使用した時の写真だ。短い期間であったし、天候もすぐれず、カタログ用の写真を撮るのが精一杯だった。それでカタログやwebに使わなかった写真はあまりないが、何枚か載せてみることにする。
 ぼくにとって嬉しかったのライブビューモードで50マクロのMFでのフォーカスがずいぶんスムーズになったと感じたことだ。これはちょっと意外だった。ビデオ撮影でボカシからピントを合わせていくことがスムーズにできたのだ。
 ぼくは最近は一眼レフでビデオも撮るので、これは正直嬉しかった。ビデオではどのカメラを使った場合もAFを使わずマニュアルフォーカスを基本にしている。それでビデオでのAFは試していないのだが、E-5がイメージャAFができることになったことと関連しているのかもしれない。
 レンズがよいせいかビデオはなかなか画質がよい。E-5インプレッションのメーキングムービーの中に出てくるチョウのビデオはE-5で撮影したものだ。ビデオ撮影に使ったレンズは8mm、50−200、12−60、50マクロ、EC14だ。残念ながらFHDでない。
 写真はヒヨドリバナで吸蜜中のクジャクチョウを高いアングルからライブビューで撮影したもの。上下2枚はピクセル等倍で部分を切り出したものだ。
 このくらいの倍率のライブビューという安定しない撮り方での手持ちマクロ撮影でも、ほとんどぶれていない。手ぶれ補正の効果はE-3同様か、それ以上と感じた。
 少し絞り込みたかったのでISO感度は400を使用したのだが、ISO200で撮影したものと比べて特に見劣りしないと感じた。E-3のiso400と比べれば格段に良くなったと思う。
 残念ながら時間が無く、カタログ撮影と言うこともあり、ほぼ全てをISO200で撮影したために、さらなる高感度がどの程度良くなったのかは試していない。しかしこの写真を見る限りはかなりの進歩であり、他社に追いついてきたなという感じがする。とはいっても最近の一眼レフの高感度特性は飛躍的に良くなる傾向があるのだが・・・
 最もフォーサーズはピントが深いので、フルサイズと比べれば絞りをあまり絞る必要が無く、同じ画角のレンズを使った場合、同等の被写界深度の写真を得るのに2段階速いシャッターが切れる。良い明るいレンズを使えばISO400でフルサイズの1600と同じ効果が得られることを考えれば、iso800まで使えればよいのかなとも思う。
E-5ベーター機 50マクロ F11 ISO400
 今日はE-5で撮った写真を他に2枚載せているので合わせて見ていただければと思う(前へのボタンから)

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