先月発売のAF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6G VRはFXフォーマット対応の高倍率ズームだ。最短撮影距離がズーム全域で50cm、テレ端で0.32倍の撮影倍率が得られる。描写も素晴らしいレンズである。
今まで使っていたAF-S NIKKOR 70-300mm F3.5-5.6G VRは最短撮影挙が1.5m最大撮影倍率が0.25倍だ。1.5mが50cmまで近づけるようになったのに撮影倍率はほんの少ししか上がっていない。これは28-300のような高倍率ズームの特徴である。
どのメーカーのものも、高倍率ズームは最短撮影距離が短くても、最大撮影倍率はそれほど高くない。これはコンパクトにするためのレンズ設計が、テレ側の至近距離の撮影では、実際は300mmないことを示している。あくまでも無限遠での28-300である。
とはいっても0.32倍はチョウやトンボを撮るにはなかなか良い。本格的マクロ撮影はしないが、花や虫も撮りたいという人には最適だ。なにしろ1本でほとんど全てのシーンをこなす。
昆虫撮影を主にする場合は、人によると思うが70-300mmのほうが遠くからとれるから重宝するかもしれない。ただ寄りすぎてピントが合わないことがある。ほんとうは70-300が1mまで近寄れれば言うことはないのだが。写真は28-300のテレ端で撮影したベニシジミ(上)、アカタテハ(下)
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